耳をすませば | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

見た人も多いと思うが、すこし前のテレビが

「今の20代男性の4割がデートをした経験がない」

というデータで騒いでいた。

 

ふーん、そうなのか。

さすがのオレでも20代のころは数人の女性とデートした

ことはあるが、でもしたことないならないで別にいいんじゃないか

とも思う。

当人たちからしたら余計なお世話だろうかと。

 

 

でもオレも中学生のころはデートはもちろん、女子としゃべったことも

数秒しかなかったと思う。おそらく数分もない。

たしかに、中学のとき女子と当たり前のように話している目立つ男子とかを

見ると、ちょっと羨ましかった気がする。

青春しているなあと。

 

 

そう、中学生の青春といえば、頭にパッと浮かぶ映画がある。

「耳をすませば」

である。

 

読書好きの雫と、ヴァイオリン職人を目指す聖司の恋物語。

 

 

 

 

――

月島雫は、明るく読書好きな女の子。中学3年になって、周りは皆受験勉強で

一生懸命なのに、いつも学校の図書館や市立図書館で本を読みふけっていた。

雫はある日、図書館の貸し出しカードに「天沢聖司」という名前を発見する。

雫が読む本には必ずといっていいほどその名前があった。

やがて、雫はひとりの少年と出会う。中学を卒業したらイタリアへ渡って、

ヴァイオリン職人の修行をしようと決意している少年。その少年こそが「天沢聖司」

であった。雫は聖司に惹かれながらも、将来の進路や未来、そして自分の才能にも

コンプレックスと焦りを感じていた。

やがて、雫は聖司の生き方に強く心を動かされ、聖司の祖父・西老人が経営する

不思議なアンティークショップ「地球屋」にあった猫人形「バロン」を主人公にした

物語を書き始めるのだった…。

(amazonより引用)

 

 

トレンディドラマやラブソングが一般的に好きじゃないオレだけど、この映画は

大好きで、これまでこのブログでも「耳をすませばの情景①~④」という記事で

昔書いている。

 

宮崎駿というくくりでなく、スタジオジブリのくくりでいえば

ジブリの中で好きな映画第3位である。

1位は天空の城ラピュタ、2位は千と千尋。4位はとなりのトトロである。

 

「耳をすませば」が大好きな理由は物語の舞台が比較的地元である

聖蹟桜ヶ丘であるというのも大きいが、ほんとに甘酸っぱいストーリーであるうえに

中学生という生物の生態が本当にリアルに描かれているからである。

 

毎年夏になると、金曜ロードショーでジブリの映画が繰り返し放送されるが、

8月後半にもまた、この「耳をすませば」が放送されるようだ。

 

今さらだが、観たことない人は絶対一度観てほしい。

たまに書く本当におすすめの映画である。

オレはもう何度も観ているからたぶん観ないが、観たことない人は

騙された思ってみてほしい。

アニメ、恋愛モノ好き嫌い関係なく、観たあと気分よくなれる映画であるのだ。

 

この映画こそ、観たあとにデートがしたくなる。オレでさえ。

オレもできればこの映画のような中学校生活をおくりたかった。

今の20代の男性も、これみたらきっとデートしたくなるんじゃないかな。

そしてオレもまた誰かこの映画を好きだという人とこの映画について

長く語り合いたくなってきた。男性でも女性でもいいので。

 

ここでは詳しく内容は書かない。

なので、観たことない人は是非8月の放送を観ていただきたい。

8月は金曜ロードショーのジブリラインナップで。