10代のころ、地元でバイトしていたときKさんという先輩がいた。
同じ男から見てもいい男で、性格もかっこよく、スクールカーストの
ピラミッドでいえば間違いなく頂点の一軍にいるようなモテ男だった。
Kさんは基本、2次元の女性とかにはもちろん興味ない人であったと
思うのだが、「天空の城ラピュタ」にでてくるヒロインのシータだけは
なんだか好きだったみたいで、会話の中でよくシータかわいい、
シータかわいい、といっていたのをおぼえている。
二次元のキャラか。オレも基本あまり興味ない。
安田大サーカスのクロちゃんがアニメの女の子ばかりに関心をよせて
いたため、母親から「頼むから人間の女の子を好きになって」といわれた
そうだが、別に差別するわけとかじゃなく、二次元の女の子に興味を
持つという感覚が単純にわからない。
しいて言えば機動戦士ガンダムに登場した悲運の女スパイ、ミハル・ラトキエ
が可愛いと思った。
ああ、そうそう。ちょっと前に思ったのだが、二次元といえばフェルメールの
絵でおなじみの「真珠の耳飾りの少女」の少女ももしかしたら可愛いのかも
しれないと感じた。
昨日土曜日に上野の「東京都美術館」にひとりでいってきた。
目的はこちら。
『フェルメールと17世紀オランダ絵画展』
サイトはココ
作品撮影禁止。
一番最初の展示されていた「女の肖像」という作品はじめ、なかなか立体感
がある作品が揃っていた。
フェルメールといえば、オレがしっているのは正直、
「真珠の耳飾りの少女」と「牛乳を注ぐ女」の2作品だけなのだが、その2点が
展示されているものかと思っていったらなかった。
というか、あとになって作品リストを見直してみると、フェルメールの作品は
「窓辺で手紙を読む女」のひとつだけだったようである。
あとは他のオランダ絵画。
サイトなどで画像を見ていただければわかるのだが、実はこの「窓辺で手紙を読む女」、
背景の壁に画中画で天使の絵が描かれていたがそれが塗りつぶされていたという。
当初はフェルメール自身が上から塗りつぶしたと思われていたらしいが、実は
フェルメールの死後に何者かによって上塗りされていたことが判明。
いったい誰がどういう目的で天使の画の部分を塗りつぶしたのかは不明のようだが
なんだかミステリー臭がプンプンする。
塗りつぶされた部分は精密な作業でニスや塗料が剥がされて修復されたようで
今回はその修復前と修復後の作品が展示されている。
開催は4月3日の日曜日まで。