電撃ネットワーク | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

この前、北野武監督の「アキレスと亀」という映画を観ていたら、

途中ストーリーと関係ないところで、電撃ネットワークが登場して

芸をやっているシーンがあった。

 

そういえば最初の会社に入って2年目くらいの年末だっただろうか。

どこだか厳密にはおぼえていないが、西新宿のでっかいホテルの

ホールでグループ会社含む全社員の納会をやったのだが、そのときに

ゲスト(営業)で、電撃ネットワークがきて芸をやり、大盛り上がりだったことを思いだした。

 

あのころは業界も会社もバブルでけっこう派手にいろんなことをやっていた。

ステージの大型スクリーンに映しだされた開会のVTRには自社の社員に扮した

鳥肌実も登場して会場がどよめいた。懐かしい。

 

しかし、電撃ネットワークは本当にすごい。オレは好きである。

 

元ダチョウ倶楽部だったことを若い人にあまり知られていない南部虎弾さんなんて

もう70歳だから驚きだ。

上島竜ちゃんが還暦だから、それより10歳以上も上ってことになる。

一般の会社の中だったらもう定年でご隠居生活している年齢なのに、それでも

いまだまだ体を張った芸をしているって本当にすごいパワフルさである。

 

ちょっとYouTubeみたら、電撃ネットワークって今は人数増えたみたいだ。

納会のときは今からもう20年くらい前だからまだ4人だった。

 

南部虎弾氏とギュウゾウ氏とダンナ小柳氏と三五十五氏。

MC担当の三五十五氏はのちに病気で亡くなってしまった。

普段隣りの席に座っている同僚の人が舞台にあげられて三五十五氏とからみ、

頭をバチで叩いて口から音をだして曲を演奏する人間打楽器をやらされていた

のもおぼえている。

 

あの納会は盛り上がって楽しかった。

 

人間打楽器の他にもお約束のサソリを口のなかにいれる芸や、目から牛乳を

出す芸や、クラッカーを口の中で鳴らす芸などいろいろやっていた。

格式高いホテルのホールのステージで目から牛乳を出し散らしている様はどこか

アナーキーっぽくて良かった。

 

これはその納会の映像じゃなくて、どっかのイベントの映像だけど参考に。

 

 

 

 

そうそう、日本では電撃ネットワークだけれども、海外ではトーキョーショックボーイズ

という名前。評価はすごく高いようだ。

 

 

 

電撃ネットワークのエンタメ精神はすごい。

 

人間には物理的に可能でも度胸的に不可能なことがある。

電撃ネットワークの方々はこういう芸が向いているのだろう。

 

よく「死ぬ気になればなんでもできる」という人がいる。

あと昔、家庭を持っている知人が、「自分は家族を養うためならばどんな仕事でもする」

と胸を張っていっていたことがある。

 

そういう人たちは本当になんでもできるのだろうか。

ならば是非、電撃ネットワークに入ってみていただきたい。

体を張りなんでもやるというのはそういうことだ。

オレはなんでもはできないと先にいっておく。

人間はそんなに都合よくないし、万能でもないのだ。

 

南部さん、もう古希か。

高田純次も古希過ぎている。

やっぱりすごいよ。あの人たちの人を楽しませようとするパワーと信念は。

いかに年をとるか本当に見習うべき手本はカンブリア宮殿とかで紹介されている

人ではなく違うところにあるのかもしれない。