群馬の四万、栃木の湯西川……
一度ひとりでいって気に入った温泉地はだいたい再訪しているのだが、
気にいったにもかかわらず、一度いったきりの温泉地がある。
それは栃木の北温泉。
理由として単純に再訪するきっかけがなかったというのがひとつ。
もうひとつはやはり映画テルマエ・ロマエのロケ地として有名になってしまったから
人がいるんじゃないかと敬遠気味になっていることだ。
でもやはりまた行きたい。
なにが気にいったかって、あの古い宿もたまらないのだけれど、夜に
外の大風呂から見上げた恐いくらいにたくさん輝く星たちの群れが
忘れられないのである。
東京に住んでいる以上、一生に一度みれるかどうかというようなまさしく
星の海だった。
ザ・ブルーハーツの名曲に「星をください」という歌があって甲本ヒロトが
♪都会の空に星をください
と歌っているが、まさにオレも星を求めている気分。
東京の曇り空だけあって結局ペルセウス流星群も見えなかった。
そんななか、また新しい投影(プログラム)がはじまったという情報も入ったので
先週土曜日、また府中郷土の森のプラネタリウムへいってきた。
他にもコナンやはやぶさ2をテーマとした投影をやっているが、オレが
見たい投影は15時半からである。
はやめについたので、すぐ横にある物産館を軽く見学。
えっ!シークワーサーって府中でも獲れるの?
大変おハズかしい話。
オレは思いこみが激しい部分があるので、シークワーサーって沖縄でしか
栽培されていないのかと思っていた(゚Д゚;)
どうもチューハイのイメージが強いらしい。
それはさておき、投影10分前になったので館内に入る。
今回観賞するのはこれ。
生解説プラネタリウム
『今夜の星空と流れ星』
サイトはココ
おばあさんだかおじいさんだかと、子供がふたりで空を見上げているセンチメンタルな
イメージイラストになんだか惹かれて見たくなってしまった。
ほんとにあらゆる状況でイメージにやられがちな人間である。
投影はだいたい45分ほど。
流れ星の正体や、どうして人々は流れ星に願うようになったのかについても、
併せて生解説でご紹介(パンフより)
ここのプラネタリウムの好きなところは府中のこの場所から見た夜空という
設定をしっかりしているところだ。
前にも書いたが、オレは星の並びがどうしても動物の形には見えないため
星座をおぼえるのが苦手だ。
だけど教科書よりかはプラネタリウムのほうが勉強になる気がする。
ちなみに今回の投影でもベガ、デネブ、アルタイルをつないだ「夏の大三角」が投影、
解説されていたが、昔からどうしても「夏の大三角形」といってしまうのはオレだけなのだろうか。
投影中の画像は当然ないので、くわしく紹介できないのが残念だけど
プラネタリウムにおいて、オレは勉強派よりもムード派なので、そういう方向では今回も
楽しめた。
45分はあっという間だった。
このプログラムは12月6日まで投影。
他にはコナンやムーミンとのコラボプログラムも。
興味ある人は是非足を運んでいただきたい。
ああ、たくさんの星が見たい……。