秩父①三峯神社とわらじカツ丼 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

更新再開。

 

昨年の新潟~長野旅に続き、またしても友人がオレの具合を気遣って

都内から癒される場所へと連れだしてくれた。

喧騒と混沌から離れた旅は壊れかけの魂の救済。

埼玉の奥、秩父へ。

 

巷ではコロナの第2波がきているが、もちろん、継続となった都知事女史が

他県への移動を‘遠慮’してくれといいだすギリギリ(直)前の企画である。

 

シリーズとしての記事タイトルは当初

「すっとんで埼玉」か「Chi-Chi-Bu ロマン特急が止まらない 」を考えたが

今回はレジャーというよりいろいろあって真剣な参拝であることと、

企画、手回ししてくれたのは友人のほうであるので、いつもみたいにパロタイトル

は辞め、友人への礼儀を踏まえてタイトルはシンプルに「秩父」にした。

 

 

朝8時。池袋で合流してから乗り場に向かう。

特急ちちぶ「ラビュー」。

 

 

特急、鈍行問わず西武鉄道に乗る機会があまりないので新鮮な気分だ。

 

車内はとても綺麗で高級感がある。

これで特急料710円とは安い。

 

 

観光列車なので窓ガラスもワイドであり、流れる景色を見ながらまったり。

飯能駅で進行方向チェンジ。そこからは景色が前にながれてゆくのを見つめながら

約1時間半で、西武秩父駅に到着。

「せいぶちちぶ」って、リズム的にはますだおかだみたいだ。

 

 

目指す三峯神社は秩父のずっと山奥。

 

ここからバスで1時間20分ほど揺られて、霧の中の世界に到着。

 

関東最大級のパワースポットといわれているらしく、着いてみたら山奥にもかかわらず

けっこうな人である。

 

『三峯神社』

サイトはココ

 

 

駐車場、バス停に面した階段をあがると、入口へと道が続き、人が行き交っている。

しかし標高のせいもあるのか、本当にすごい霧である。

画像だと比較的鮮明だが数十メートル先に人がいても見えないくらいである。

まるでプレステ2のホラーサヴァイバルゲーム「サイレントヒル」のフィールドのようだ。

 

 

どんどん進んでゆくと茶屋があり、その前には境内へと続く三柱鳥居が姿を見せた。

 

 

両脇には狛犬ならぬ、狼がいる。

 

 

ここ三峯神社は狼が神様らしい。

 

ジブリ映画「もののけ姫」で美輪明宏が声をつとめた『モロの君』も、ここ三峯神社の

この狼がモデル?とかいうような話もきいたことがある。

 

鳥居をくぐり歩いてゆき、左に曲がると神々しい門が目の前に出現する。

 

「髄身門」

 

 

パンフによると昔の仁王門で約220年前に建てられたとのこと。

 

こちらの前にも同じように番をする者が観光客を見つめている。

 

 

さらに進んでゆくと、前方に人が並んでいるのが見えた。

 

境内にある拝殿へと続く階段に人が並んでいるようである。

参拝の順番待ちだ。

 

オレらも階段の下の最後尾に並ぶ。

参拝もソーシャル・デジスタンスで2列に分かれて並ぶ。

 

 

パワースポットブームがまだ続いているのか若い人の姿が目立っていた。

そして拝殿というだけあり、なかなかのスケールで想像以上だった。

 

順番がくるまではさほど時間がかからず、お参りの番が巡ってきたら

お賽銭を放り、手をあわせお祈りを済ます。

 

拝殿の横にある床には数年前に「龍」が出現したらしく、その部分だけ囲いに

囲まれて保護されていた。

わかるだろうか? 

赤い2つの○が目玉である。

当時はけっこうニュースになったらしい。

わかりやすいよう特別に特大画像でアップしてみる。

 

 

世の中には不思議なこともあるものである。

そういえば、どこかの資料館かなんかでも、天井に坂本龍馬の姿をしたシミが浮き出てきた

というニュースも観たことがあるが、それに近い現象といえよう。

 

スマホを替えてから、撮影した画像をパソコンに送信するとやけにギガを喰うように

なったため、今回のシリーズは行った場所や見た物の画像を大幅に減らして紹介している。

(各友人からWi-Fiをすすめられたが、オレは皆さんが思っている以上に機械オンチなので

混乱してよくわからないので使っていない)

なので、拝殿で参拝したあと境内の奥のほうにある「お仮屋神社」という小さな神社(社)にも

いったのだが画像はナシ。

 

御眷属である狼を祀っている神社らしい。

そう、今回はわけあって、狼の神様にいろいろ守ってほしいという目的があったのである。

理由は長くなるし、オレがオカシクなったと思われそうだからここでは話さないが、まあそういう

ことである。

 

境内をひととおり散策したあとは、宿にチェックインする前に山の上にある三峯神社奥宮へ

向い登山する予定なのだが、時間も時間だし、まずは昼食をとらないといけない。

 

ということで、くるっと回って元の三柱鳥居の外まで戻ると、そこにあった食事処へ。

 

秩父といえばやはりこれ。

「わらじかつ丼」 1000円。

一度食べてみたかった。

 

 

景色が望める外の席でいただくことに。

 

蓋をあけたらこんな感じ。

大判のカツが2枚。

 

 

友人曰く、「叩いて大きく伸ばしているのだろうか」とのことだが、

たしかにそんな感じである。

 

浸み込んでいるソースは思ったよりも薄口だったが、なかなか食べ応えがあり

山に登る前の体力補給にはもってこいだった。

美味い。やはりかつ丼は卵とじよりもソースに限る。

 

そして霧の世界の旅は次回へ続く。