特別展 人、神、自然 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

国立科学博物館にてミイラを鑑賞したあともそのままリレー形式で

他の博物館へ。

 

図書館に貼られているポスターや電車の中吊り広告でよく見かけて

興味を持った特別展。

 

会場は東京国立博物館東洋館。

 

『MAN GOD&NATURE

特別展 人、神、自然

ザ・アール・サーニ・コレクションの名品が語る古代世界』

サイトはココ

 

 

パンフによれば、カタール国の王族であるシェイク・ハマド・ビン・アブドラ・

アール・サーニ殿下という人が収集したコレクションの展示らしい。

 

上のパネル画像にもあるように、なかなかユニークなデザインの品々が

並べられているようなのでちょっと面白いかなと思ったわけである。

 

ただ、この建物に入って改めてしったのだが、この特別展は1フロアだけで

やはり撮影は不可。

美術館慣れしていない素人の思い込みがでた。

東洋館そのものは5階くらいまであるのだが、特別展は2階だけで

1階と3階以上が常設展ということらしく、常設展のほうは撮影可のようだ。

 

ということでまずは1階の常設を見学。

こちらのほうのパンフはあるのかないのかとにかく入手できなかったが

表示で見た記憶だとおそらく中国とかの資料など?

 

 

壁の彫刻なども。

実際は作品中に登場もしていなかったと思うが、イメージ的になんとなく

ラストエンペラーの世界観。

 

 

もうひとつ別アングルから。

 

 

歴史詳しくなくても見てるだけで勉強した気分になれる。

正直、政治としての中国は……だけど、過去の文化はすごいにはすごいと

思うのである。そのぶん今の国交における中国の対応はもったいない。

尖閣周辺の状況においても、香港にたいする姿勢にしても。

ただ、中国の人々にたいしては人間としてコロナウィルスには負けないでくれと

願っている。

蛇足だが、この騒動のさなかオレも発熱。

今はすこしだけ落ち着いた。

 

ひととおりくるっとまわったら、メインの特別展が開催されている2階へ。

この階段をあがればそこが会場。

 

 

さきにも書いたとおり、特別展は撮影不可。

 

タイトルにもあるとおり、「人」「神」「自然」の3つのテーマにわかれて展示されている。

照明は薄暗い。

あとでパンフの片隅に書かれていることに気づいたのだが、展示会場における

照明、温度、湿度は作品保護に関する国際基準や貸し出し者の条件に基づくものらしい。

そういえば神保町に並ぶ書店ビルが決まった流れで同じ方向に向いて建てられているのが

多いのも西日の光が窓から差し込んで店内にある本の背表紙を灼けないようにするため

だというような話も聞いたことがある。

その場所その場所における配置までの流れにも見えないストーリーが存在するもので

ある。

 

順番的には「人エリア」→「神エリア」→「自然エリア」のようだ。

 

まずは「人エリア」

入口入ってすぐ右側に顔のない胸像?が展示。

その場ではメモらなかったが、帰って出品目録を見るとおそらく「ラメセス2世像」。

 

補足として、美術館内の筆記は鉛筆のみOKという決まりもけっこうある。

シャーペンだと芯が折れてとんだり、ボールペンだとインクがとんだりして作品を

傷つけたり汚したりする可能性があるかららしい。

もちろん、オレは鉛筆使用。

鉛筆といってもどっかの講演会で持ち帰ったアンケート記入用のあのプラ製

鉛筆だが。

 

パンプの裏にも画像が紹介されていたから人物像の、「バクトリアの王女」も

目玉のひとつなんだろう。

他にも像や仮面が他数展示。

 

 

次が「神エリア」

 

星を見つめる女神?をかたどった女性像「スターゲイザー」というのが印象的だった。

このコーナーで展示されている品の中では色もフォルムもシンプルなんだけど

そのすっきりしたのが逆にインパクトをあたえる。

3段階変身における最終形態のフリーザのように。

たくさん文章書きたくても知識がなく画像もないから、どうでもいい例えを随所散りばめて

テレビでいう撮れ高を必死に埋めようとしている(汗)

 

ラストは「自然エリア」

テーマとしては全体的に動物系が多い印象。

 

こちらもまたパンフ裏側に写真紹介されているアイベックスという長いツノの生えた

馬のような生き物が目玉のひとつのようだ。

自然界の力づよさを体現した像らしい。

動物と組み合わせたデザインの水差しも2点ほど。

ハプスブルク展でも似たようなのがあったが、なかなか素敵なデザインだった。

 

前の博物館に続き、こちらの会場でもミイラとご対面。

フロア中央あたりに一体横たわっていた。

歴史の死に証人である。

 

企画展はこの1フロアだけなのでかなり早く回って済ませることができた。

せっかく建物にきたので、常設展である3階以上も軽く見てみることに。

 

こんな感じなものとか。

 

 

フロア数が多いだけ常設展はけっこう密度が濃かった。

 

撮れ高的にもOKになったころなのでリレー2件め記事はこのへんで。

 

こちらの「特別展 人、神、自然」の開催は2月9日(日曜日)までとあとわずか

なのでご興味ある方はお早めに。