ちょっと前に友人のひとりから訊かれた。
今までこのブログにて「バーミヤン攻略戦」「サイゼリヤ攻略戦」「餃子の満洲攻略戦」など、
なにかと「攻略戦」と銘打っているタイトルが多いが、なにか意味はあるのかと。
深い意味はない。
ただ、テーマごとになにか印象付けようと思うことがあって、ラーメンと大衆酒場とはまた
わけて考え、チェーン系の飲食店にいった際のルポ記事においては、試行錯誤のすえに
「~攻略戦」とつけようとしただけである。
別になにかを攻略するというわけでもない。
タイトルは『機動戦士ガンダム』における第35話の「ソロモン攻略戦」を参考にしただけである。
それだけ。
ちなみに今騒がれている小田原市の生活保護職員が着用していたジャンパーに書かれていた
英文の件。
ガンダムファンならば聞いた瞬間すぐにわかったと思うが、あの「あえていおう!カスであると!」
というのはジオン公国ギレン・ザビが演説でいった名セリフである。
ジャンパーの文言をデザインした人間はおそらく30代から40代のガンダムファンだなと推定できる。
そういうことで今日は回転寿司スシロー攻略戦。
今まで「かっぱ寿司」と「くら寿司」はいったことがあったのだが、実は「スシロー」という店には
いったことがなく前から気になっていたのだ。
前に回転寿司にいったのはいつだったかと思い出してみたところ、前回の原稿の校了直後の
ひとり打ち上げだった時だから、なにげに1年近く経過していた。
新年に入ったということもあるし、あれから1年経っているのならばもうそろそろいっても決して
贅沢じゃないだろうと判断し、この前の平日の仕事後に地元にある「スシロー」に単身乗り込んで
きたのだった。
場所は甲州街道。
向かいにはニトリ。
前から店の前は何度も通ったりしているが、やっと来る日がやってきた。
階段をあがってドアから入ると、さすがは人気店だけあり、平日でもすでに順番待ちの
人たちがザワワザワワと、寿司畑に入るのを待っていた。
受付にあるタッチパネルで予約。
約30分待ちとのこと。
前回の「くら寿司」における教訓で、カウンターよりもテーブル席を選択したほうが
いわゆるベルトの上流になり、ネタを選べる可能性が高いとは思ったのだが、
これだけ順番を待っている家族やグループがいるなかで、単身のオレがテーブル席を
占領してしまうとデモが起きかねないので、ここはまたカウンターでもテーブルでもどちらでも
可にしておいた。
そのせいもあってか受付から20分ちょっとで案内してもらえた。
下流のカウンター席。
だけど、くら寿司の時に比べたら下流でもそれなりにたくさんのネタが流れてきて、
ドリフやダチョウ倶楽部の流しそうめんコントのように、上流の人がどんどん取ってバクバク
喰ってしまって、こちらは何も食べられないということもなかった。
案内された席はこんな感じ。
すでに数皿たいらげている場面からで失礼(笑)
オレの中で、回転寿司に来た際一発めに手にとる皿は「タマゴ」という信念がある。
幼い事、親か親戚のオジサンから「通は最初タマゴから食う」というようなことを教わったから
それが今でも浸み込んでいるんだと思われる。
だけど、この日は席についてからなかなかタマゴが流れてこなかった。
我慢できず、ついついマグロからパクリ。
画像を見てもおわかりの通り、このスシローにも席の前にタッチパネルなる文明があって
欲しいネタが流れて来ない時には、これで注文することは出来るのだ。
だがしかーし!
わかる人はわかってくれると思うのだが、オレは回転寿司におけるこのタッチパネルオーダー
システムにはあまり依存したくないのだ。
食べたいネタがなかなか流れて来ず、「いや~ン!もう!いけずぅ~♡」とちびまる子みたいに
焦らされるのもまた回転寿司の醍醐味だと思っている。
すぐに流れて来ないからって、ダイレクトにすぐに注文できるんだったら、料金の違いはあれど
板前サンがいるお店と変わらないんではないかと思えてくるのである。
選んで勝手にとれるのが回転寿司の楽しいところ。
できれば円広志の歌のように回って回って回って回って回ってくる寿司を自らの手中にとり
そこからさらに胃袋に収めたいという願望は捨てられない。
だからタマゴは流れてくるまで待ってから手にした。
オレの個人的な見解。
回転寿司っていうステージに一緒にゆくことによって、その人間がどれだけ忍耐力があるか
またその場所の特性をどれだけリスペクトしているか判断することができる。
凧。
縁側。
最終的に全部で19皿平らげた。
オレの年齢でこの枚数はイケているのか、そうでもないのか?
正直まだ食おうと思えば食えた。
だけどキリのいいところで腹8分めでストップしておいた。
お会計は2000円ちょい。
一皿100円だとわかりやすいのが嬉しい。
スシロー、初体験だけどけっこう気に入った。
これからも年に1回か2回くらいは来たい店である。