ことぅーげ | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

今年も来週で終わり。


報道とかを見ても「今年の流行語大賞」「今年の主役」「今年の1文字」といった

ものを目にするようになってきた。


流行語大賞に関しては個人的に文句も納得もない。

同じ野球つながりでも、昨年のトリプルスリーに比べれば別にいいんじゃないかなと。

ただかなり前にも書いたが「アモーレ」が候補にあがってる感覚はどうもね……


今年の1文字は「金」

可もなく不可もなくきたけど、今までも何度か登場しているらしい。


今年の主役って誰だろう。

オレの中で頭にパッとすぐ浮かぶ人がいない。で、該当者ナシ。


特に今年だけというわけでもないし、もっともブレイクしたというわけでもないけど、ここ数年

での活躍ぶりとその安定感でいえば、そういった賞とか文化向上に貢献した人に贈られる

ナンタラ賞とかいうのを個人的にあげたい有名人はいる。


お笑いコンビ「バイきんぐ」の

小峠英二である。

(以下、愛称で「ことぅーげ」)


いやいやいや!

オレ、ことぅーげは本当に面白くて大好きなのだ。


出演する番組をわざわざチェックして観るとか、そういうレベルまではさすがにいかないが

チャンネルをちょっと変えた時に、ことぅーげが映っていたら、ちょっと観てしまう。


プロでもなければお笑いの世界に関わった経験があるわけでもないから、あくまでお笑い好き

シロートのいち評価と断ったうえで書いてゆくけど、コントもフリートークも面白い。


コントは抜群に面白いけどトークがつまらないとか、あるいはその逆とかっていうパターンは

あるけど、バイきんぐはコントも面白いし、その中でもことぅーげはトークも上手い。


前にどっかの番組でことぅーげが自宅について話していたことがあった。


芸能人はよく引っ越すので、今はもう別のところに住んでいるかもしれないが、当時

ことぅーげはちょっと高台の上にある家を借りて住んでたらしい。


大家さんの思考で、その家がちょっと珍しい形をしているうえに、家の手前にすごく大きな

木が立っているため、高台の下から見上げると、その家が木の上にあるように見えたようだ。


ことぅーげ曰く、地元の子供たちが自宅のことを『鬼太郎ハウス』と呼んでいるといっていた。


そして、ことぅーげが出入りしているのを見た子供たちから

「『鬼太郎ハウス』に『ぬらりひょん』が住んでいるっていわれているんですよ」

っていうエピソードには笑った。


ここでオレがひらべったい文章で書いてもベタで面白くないかもしれないけど、リアルタイムでの

ことぅーげのトークの運び方、間の取り方などを含めてみたら、さすが上手いなと思った。


そうなんだよな。

オチにもってゆくまでのテンポや時間配分、タメる間など……すべてが天才的。


松本人志がでている番組とかに登場した時、松本がなにかひとこといおうとしている時

あえて黙って、じっと見つめ合っている時の構え顔は大好きだ。


で、何かいじられたらいじられたで、速攻で面白い反論ができる。

昔からアドリブ弱いといわれてきたオレからみると、とても羨ましい才能だ。


揺るがない安定感にくわえて、あの顔と頭にも不思議な安心感がある。


見方によってはいかついようにも見えるし、オジイチャンのようにも見える。

だけど、なんかチャーミング。


ここ1、2年の間で、バイきんぐのことぅーげとトレンデエンジェルの斉藤さんの爆発的な活躍に

よって、実は髪が少ない人はとても面白くて人柄が良いという印象が広がり、一気に「薄毛株」

が上昇したかと思いながら、前東京都知事がそれを一気に大暴落させて日本列島が震えた

ような印象を受けた1年だった(笑)



そーゆーことで、バイキングのことぅーげは大好き。


みんな似たような顔したB級グラビアアイドルの胸の谷間への意味ないズームアップ演出などは

もういい!


テレビカメラよ! もっと、ことぅーげのスキンヘッドを映してくれ!


どこぞのスポーツの日本代表の喜びの声の繰り返し垂れ流し音声なんてもういい!


もっと、ことぅーげの声を…… そして、ことぅーげのボケを聞かせておくれ!


以上、ワタクシは来年もことぅーげを応援します。



職場の人はことぅーげも好きだけど、相方の西村のほうが好きだといっていた。


オレも同様に西村も好きだ。


周囲に惑わされず影響されず、マイペースなあの感じ。


天然っぽいけど、純粋で悪い人じゃないの画面から伝わってくる。


普段はポンコツらしいが、ことぅーげが考えたネタはしっかり憶えて演じ、セリフがとんだり

セリフをカンだりとすることはないらしい。


いいコンビだなって思った。


それとまあ、ついでに書いておくけど、ことぅーげの元カノのあの人ね。


別に好でも嫌いでもない。はっきりいって興味ない。どうでもいい。


ホストクラブ通いでたまった借金のために、あっちの世界に転職したとか週刊誌には書かれて

いたけど真実はわからない。


借金返済のためということがマスコミのガセだったとしても、公開されている情報を見る限り

彼女がその業界や仕事に何か芸術的なことや、哲学的な光、もしくは自分への適性を見出して

決心したとは思いづらい。


大変申し訳ないけど、おそらく深く考えず、誰かにそそのかされたか、勢い的なものであると

思う。


だから正直、支持とか応援とかする気にはなれない


AV女優という仕事を差別しているわけではない。転職先がどんな業界であれ、タレント・一般人

問わずに、勢いやなんとなくで飛び込むということを批判している。


でもね、ヒネクレ者の視点からすると、ちょっとだけ成功してほしいなって気もするのだ。



もちろん、それは実力や熱意からによる成功でなくていい。

たまたま力のあるプロデューサーとかに見入れられて、本当に運が重なってとかでもいいのだ。


なんかうまくいえないんだけど、いまだ世に残っている職業差別とか努力至上主義に対する

アンチテーゼとして、「努力がすべて」という概念を崩壊する第1人者となって欲しいという

複雑な想いもあるんだが、これはなんというか気持ちをうまく伝えるのが難しい。


なーんにも考えてないコムスメでも、これだけ稼いで成功した!という前例を作ってほしいと

いうだけ。それが正しいか間違っているかは問題じゃなく、ただ前例をつくってほしい。

最終的には努力ややる気より「運」だ! という証人となってくれれば良くも悪くも世の中の

教育は変化するかもしれない……いや、成功したとしても彼女じゃそこまでの影響力を与える

のはムリか(笑)。



だめだ。自分の中でも最初にいっていることと矛盾が発生しているし、オレの伝達力では

うまくまとめられない。


ということで、今日はこれでおしまい。

m(__)m