【H】らーめん・kaeru | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

ラーメン記事100回突破メモリアル企画

ラーメン「3記事」同時リリース

第2弾!


さあ、続いていってみましょうか。


『ラーメン kaeru』

東京都中野区中野5-56-11


カエル店



こちらは週末訪問

「カエル」と読む。 友人にゴチになった。感謝感謝。


連続を狙ったわけじゃないが、こちらも……言ってみればインスパイア。

あらゆるラーメン雑誌などで紹介されていたので、店名と店の存在は前からなんとなくは

知っていた。


ラーメン 730円


kaeru

中野という場所柄は値段設定は本家よりもちと高めではあった。


こちらも当然、無料トッピングがあるが、その日はすでに居酒屋でビールとサワーを

胃袋に流しこんだあとだったので、マシはナシである。

ニンニクだけしっかり入れた。


無料トッピングの中に「生タマゴ」があるのが珍しい。

今度また行くことがあればその時はためしてみたい。


無料トッピングの張り紙をよく見ると「タマネギ多め」と書いてあった。

と、ゆーことはもともとある程度のタマネギは入っていて、さらに多くほしい人はそのコ-ルを

するということで、何も言わない限りはタマネギデフォルトで入ってしまうということに気づき

慌てて「タマネギ抜きで!」と店員に伝えた。ふう、ギリギリセーフ。


麺は浅草開花楼の麺を使用していて、舌に感じるごわごわ感はなかなかのもの。


kaeru2

今回はヤサイを増さないで正解。


二郎と言うフードは、腹の空きスペースとよく相談してから挑むべきフードであり

ダイレクトに食事として向かうぶんにはヤサイなどマシのほうがいいが、飲んだあとなどは

ヘタに欲を出さずに大人しく普通盛りで食うほうが詰め込み作業にならずに最後まで美味く

食べられるということを最近になってやっと学習した(笑)


うん、美味かった。


蛇足だが、俺らが食い始めて少し経ったら、細くて若い女の子が1人で入店してきてオレの

隣に座った。たぶんまだ二十歳前後くらいだと思う。


少し派手な格好で、金髪ロングヘアだったんだけれど、とても礼儀正しくて席に座る前に

店員さんに無料トッピングのシステムを丁寧に聞いていた。


そのやりとりが自然に耳に入ってきたのだけれど、最後にその女の子が

「じゃあ、ヤサイマシでお願いします」と言って席に座った。


やがてヤサイが高く盛られたラーメンが運ばれてくると、そのコは1人で黙々と

食べはじめた。


それを横目にしてオレは思った……



「この女のコ、めちゃくちゃカッコイイじゃん!」


まあねえ、「恋のから騒ぎ」とかのテーマで‘女に嫌われる女の行動’みたいなエピソードでよく出てくる「男の前で小食のふりをする女」とかいうのが今の時代まだホントにいるのかどうかはわからんけど、そういう女性がいたとして比べたとしたら、横でヤサイマシ食べてる女の子は1人で入ってきて、店員にしっかり丁寧に聞いて、ヤサイがたっぷり盛られたラーメンを堂々と食べてて、

その気取らなさがまさに爽快で本当に久々かっこいい女性を目にしたなと、気持ちよくなった。


店を出てから、その話題を友人にふったら、友人も同じように感じていたようだ。

うん、あのコは将来絶対大物になる。


ラーメンにしても風景にしてもいろんな意味で、「後味」が良い訪問であった。

ケロケロカエル