ちょっと前くらいに、決まったフレーズでキャラを作ったり、とりあえず相方を叩いたり客をいじったりして笑いをとろうとするお笑い芸人が大増殖し、そして淘汰されていった。
でも、いまだに多少はいるように見える。
それでも演じる人間によっては面白かったりするけど。でも大多数はつまらない。
そして、つまらないヤツほど何故かそのキャラを演じている時に自信満々な顏してるのが
余計に腹立ったり。
あくまで視聴者のシロート目線での意見だから「エラソーに!とかメクジラ立てんで頂きたいけど。
よく、○○芸とかいうけど、ザブングル加藤やワッキーの「顏芸」はやはり何度も見ても笑ってしまうし、カンニング竹山のキレ芸も正直最初はまったく受け付けなかったが、今はけっこう好き。
そんなふうに自分の味を固定されるような「○○芸」というものを印象付けようとする芸人さんも大変といえばかなり大変だろうなとは思う。
昨日は朝と帰宅後、テレビをつけたら新しい芸人さんが、新たなる芸をやっていた。
「弁明漫談」というようなスタイルで、内容はキレ芸でも顏芸でもなく「泣き芸」だった。
嘘くさいほど大声でわめいて泣いて話すという芸だった。
と、思ったんだけど、しっかり見たらバラエティ番組じゃなくてれっきとした情報番組で
出ていたのはスーツ姿のピン芸人ではなく、どこかの県議だった (ーー;)
なんだ……アレ、笑わそうとして「泣き御漫談」やってたんじゃなかったのか。
笑わそうと思ってあんなテンションで叫んだり泣いてたりしたんじゃなかったのか……・
まあ、笑うといっても失笑レベルだけど。
テレビの前で1人で見ているから失笑くらいは出来るけど、アレ(テンション&泣き)を目の前で
周囲にも人がいる状況で見せられたら、どんな顏でその場にいればいいのかけっこうキツイぞ。
すごいねえ。1年間で城崎温泉に106回の出張かあ。
志賀直哉でもそこまで通っていないぞ。たぶん。
完全な私的公費流用で行ったとしても、そんだけゆくと逆に普通の仕事以上に疲れて
しまうんじゃないかとさえ思う。
どんだけ城崎温泉好きなんだっちゅーの。106回。
浅野温子に対する武田鉄矢の愛情よりも、あの県議が城崎温泉を求める愛情のほうが
5回ぶん上回るもんな。
昨日と今日は、その報道ばっかりだった。
あと、報道観てても最近は少しだけ……ホントに少しだけだし、正確に言えば表に出ていない
だけだとは思うけど、残酷事件や虐待事件の報道が少しは減ってきたかな。
池袋の脱法ハーブ暴走事件はあったが。
昔から、そういった酷い事件が起こる時期は集中したり、続いたりするもんだけど
ここ最近は「続く」というよりも「重なる」「ダブる」といった印象だった。
「続く」というのは、ひとつの事件が発生したあと、犯人が逮捕され、とりあえずカタチ上は
解決するが、そのすぐあとにまた別の残虐事件が発生するというケース。
だけど、ここ最近多い「ダブる」イメージの事件は、ひとつの事件がまだ未解決で世間やメディアでまだ騒がれているうちに、まったく同じような事件がまた2件、3件と発生するケース。
時期が重なるだけじゃなく、内容も似たような事件ばかり。
「○○の中で行方不明女性らしき遺体を発見しました」
「捜査願いの出されていた女子高生らしき遺体を発見しました」
などなど。
テレビをつけていたりラジオを聞いていたりして、
「○○死体遺棄事件の容疑者と思われる男が逮捕されました」
という速報が流れてきた時、
「え!アノ事件の犯人がついに!?」
とか思っていたら、それはまた別で最近起きた事件の犯人だったりする。
事件とか世間の流れにはある程度、関心を持って耳を傾けているほうだとは思うが、
類似残酷事件があまりにも多すぎて、正直混乱する。
とくに「不明者らしき遺体発見」の類の報道。
少し前だと、あの日系ブラジル人のオンナが絡んだ遺体遺棄事件とか。
自分の子供を虐待して殺した親とかベビーシッター系の事件も連発した気がする。
「さっきもやっていた幼児虐待ニュースの親が逮捕されたのか?」と思って耳を傾けると
そのすぐあとにおこった似たような虐待事件だったりする。
似たような事件というのは本当に多いけど、それはきっと続けて起きているんじゃなくて
日本のどこかで絶えず起きているんだろうなとは感じる。
よくキャスターが、「このような殺人(や、虐待)が連鎖している」とか「続いている」とかいう
表現をしているけど、事件そのものは連鎖してたり、偶然連続しているんではなく、常時
日本中で同時発生していて、それの「発覚」そして「報道」が順番にオモテに出てきていると
いう表現が正しいのかもしれない。
泣きわめく人間もいれば、暴走する人間もあり。
この国はどこに向かっているのだろうかねえ。