ラブ伊豆・天城オーヴァー | 昭和80年代クロニクル

昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

ずっと前にショトルというレーベルの「名作を生んだ宿」という本の中で

若き頃の「川端康成」が顏を斜に構えて撮った写真が載っていた。

ほほう、実は若いころはなかなかハンサムな面構えだったんだと感心しつつ、

でも誰かに似てる・・・としばらく気に掛かっていた。


オレはつい最近「この顏」が動いてるのをテレビでリアルタイムでみたという記憶。

でも言うまでもなく川端はもう死んでいる。しかも老人の年齢で。


だが、その少しあと、また別の文芸誌で川端の若いころの別のカットが乗ってるの見て

ピンときた!

アイツだよ!アイツ!! 我らが西武ファンからしたら日ハムの投手として活躍しまくって、

結果外国行ったヤツだよ!


昭和80年代クロニクル-若かりし川端

うん、でもオレはかつて大学生時代に「小田茜」と「山本リンダ」が似てると言って

周囲に全否定されたり、サッカーの柱谷なんたらと楳図かずお巨匠が似てるといって

全否定されたりと、まったく賛同得た事ないからオレの類似判断フォーカスのピントは

ズレてるのかもしれん。だからコレも思いすごしかもしれんが一応リリースしてみた。

蛇足だが作家の西加奈子は財前直見がマイケルジャクソンに見えるとのこと。


川端サンねえ。

そうそう、数か月前からなんか伊豆に行きたい衝動にかられて、まずは気分だけ先駆けて

川端作品を改めて読んでいたのだ。

伊豆にひとり旅に出た学生タナカがトンネルで踊り子のエンドウに出逢い、コンビとして結ばれる

おはなし「伊豆のココリコ」・・・ちゃうちゃう( 一一) 「伊豆の踊子」


沢木耕太郎の「深夜特急」読んでると、アジアの雑踏が目に浮かんで汗まみれの旅の出たく

なるように、「伊豆の踊子」も読んでるとフラっと伊豆にトラべりたくなってしまう。


伊豆のほうには数えられる程度行ったことはあるのだが、物語の中で学生と踊り子が最初に

出会ったあのトンネルも実はまだ行ったことがない。


川端本人も実際伊豆を旅し、湯めぐりも何度もしたというので、その「川端康成」がまわった

足跡と、「伊豆の踊子」の舞台となった聖地を巡る旅に出たいのだ。


有名なとこでは川端本人も宿泊したことあり、また「伊豆の踊子」の中でも主人公の学生が

泊まった設定になってる宿のモデルは「福田屋」という旅館。こちらは今でもメジャーな旅行雑誌

とかでも紹介されてる。

主人公の学生が、この宿の対岸にある共同浴場から無邪気に手を降る素っ裸の踊り子の姿に

ドキっとすると同時に、なんだまだ子供だったのかと思うシーンはあまりにも有名。


川端康成は「福田屋」にも逗留したけど最も長く滞在して「伊豆の踊子」を執筆した宿は

「湯本館」

この宿は、既に堂々と「川端の宿」という肩書きをつけている(笑)


文豪が泊まった宿だけあり、両方の宿ともなかなかの風情と情緒にあふれているのだが、

さすがにお値段もなかなかのあふれ気味(爆)

過去の女性関係をもとにジャイアンツの若大将をゆすって大金を得でもしない限り、

オイラたちにとっては天空の城ラピュタの如く、到着することは出来ない聖域にて断念。


一軒、中伊豆のほうに建物としての構造がとてもソソる魅力的な「N荘」というのがある。

(勘のいい人は既にわかると思うがいつか行くかもしれんから一応ここではまだ名前は伏せる)


この「N荘」は趣もよく、宿泊費のなかなかのもんで、川端康成も伊豆の温泉地をいくつも廻った

なかで、この温泉地の湯が一番肌にあったと評価してたとのこと。


もし旅行が決定したら同行する友人2人に

「川端康成が伊豆で一番、湯を気に行った温泉だよ!」と

言ったけど、2人ともノーリアクションだった(._.) あまり興味ないようだ(笑)

この宿の関してはとりあえず一旦流れてしまったがいつか行きたいとこである。


あ、あと同じく伊豆でその周辺と言えば「伊豆の踊子」のほかに、

石川さゆりオネエタマの「天城オーヴァー(越え)」の舞台でもあるのよね。

そちらの舞台廻りもいつかしてみたいもんだ・・・。

つづら折りに浄蓮の滝・・・。

まさに「かくれ宿」というようなトコに泊まって天城越えワールド。

うおお!肩の向こうに山が燃える!宍○錠の家と同じくらい燃える!←ザ・不謹慎。


そんなわけでありまして、まあ川端&石川ワールド聖地巡礼までは厳しいけど、

いろいろあって煮詰まってきて、貯金は貯まらんかわりにストレスがかなりたまってきてるから

この際出来れば、財産振り絞って時間調整して、思い切って友人と伊豆へ出来れば泊まりで

行きたいなあと思い、日夜安い宿を検索してるのであります。

とりあえず今のオレは、気分転換で使うカネに優先順位つけるなら温泉。


いろんな面で余裕ある時は上の企画のようにたくさんの場所を「いい旅夢気分」みたく

廻るのもいいかもしれんけど、とりあえず今、考えて友人に提案してるのは

「何もしない旅」


周囲の友人には「何もしない旅の贅沢」を知ってもらいたい。グータラ教伝道師のオレとしては。


夕方に宿についたら、とりあえず皆で缶ビールをプシューと開けて乾杯して、ダラダラと下らない

ことや、宿までの過程についてくっちゃべって、少し落ち着いたら風呂に行く。

一時間くらいノボせるまで浸かったらあがって、部屋の戻りまたビールをプシューと開けて

グビグビしながらどーでもいいことをくっちゃべる。飽きてきたらまた風呂行って、のぼせて出て

部屋戻ってまたプシューの繰り返し。まさに部屋&ビール⇔風呂のリピート。

そんな旅がしたい。


泊まる宿も、いかにも古い趣ある民宿か、譲ってもせいぜいレトロなホテル。

和室で畳は必須!

少なくとも、きゃ○りーぱ○ゅぱ○ゅの出来損ないみたいなギャルや今風のチャラ男が

集まってきそうな色、ようするにアマゾンの奥地に生息する怪しい毒キノコみたいなピンク色

した外壁の軽井沢のペンションのようなことには絶対泊まらん!


絶対民宿OR旅館宣言!!・・・どっかのアイドルグループのキャッチみたいだ・・・。


と、いう流れにおきまして

希望としては「素泊まり1人3000円~4000円」

「持ち込みOK」「露天あり」

「電車代ORガソリン代往復1人1500円以内」

満ち込み弁当&アルコール代1人1000円強」


の、合計1人予算7000円~8000円にていろいろ探してるんだが、さすがに制約多すぎて

難しい。

ロケーションはいいけど予算オーバーだったり遠すぎたり、

また安いけど、周辺にも建物にも風情ない大型ホテルだったり。

(おおるりグループっていうとこの宿泊が激安だったけど湯治の雰囲気がなかった)


でもなんとかもうちょっと粘って探してみよう・・・


ラブ伊豆天城オーヴァー・・・

難しいけれど・・・探し続けよう・・・宿がないから・・・


業務連絡、業務連絡!

旅プランが只今難航しています。鋭意検索中なんでわかりしだい報告相談致します。


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