日曜夜っぽく語るブログ | 昭和80年代クロニクル

昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。


♪チャチャチャ~チャラッチャ~・・・・・♪





BINETSU  -

   TAIRIKU



TODAY’S GUEST
昭和80年代クロニクル-牛久大仏

厭世ブロガ―

ケン74



THEME 「表現者の条件」



 こんばんわ 今夜はよろしくお願いします(インタビュアー)


こちらこそよろしくお願いします。




― まずはじめにケンさんのブログにおいての世界感というものをお聞かせ頂きたいのですが・・・


いや~、別に世界観なんてそんな大したモノは持ってないですよ。(笑いながら)

そん時そん時で書きたいことを好きに書いてます。

このジャンルだったら誰にも負けないというものを持っていないんでね。

ブログなんて商業的なモノでもなんでもないんだから、好きなことグダグダ書いてりゃいいんですよ。

ただ、それを逆手にとって「明日は何について書くか予想できない」みたいなコラムを繰り出してゆければ

いいかな~と・・・。

そういうブログ書いてる人いないでしょ?

ラーメンレビュー書いたあとはいきなり政治に怒ったと思ったら、そのあと急にダンディ○野の小ネタ

を書いたりするブログとかさ・・・まさに予測不能な。


綺麗事と精神論は極力書かないようにしてますね。

しつこいようだけど「やればできる」とか「努力は報われる」とかいうようなことは書きたくないんです。

そういうこと書いておけば、まあいわゆる無難というヤツで、叩かれたりすることは無いと思うんですけど

みんなが書きそうな思想だったらオレが改めて書く意味なんてないんですよ。

それじゃアマチュアなりにも表現者でもなんでもないんです。

企業や組織の保身主義のお偉いサンと同じで、何も面白くも個性もないんですよね。


もしオレが教育者とか聖者だったら、建前でも、そういう精神論や理想論を言っておかないと

いけないんでしょうけど・・・。でもオレはそういう指導者ではないですから。


あくまでエンタメであり、まず読んでもらうということが大事だと思うんです。

ここで記事タイトルに「人にやさしくしよう」とか書いたら、それを見た人は気分は悪くしなくても

「ああ、大体あんなことや、こんなことが書いてあるんだろうな」と簡単に察して

本文は読まなかったりすることもあると思います。


ここでもし記事タイトルが「人をどんどん殺そう」だったとしたら・・・

記事タイトル見た人のほとんどが、おそらく「こいつ何言ってんだ!?」と怒るでしょうけど、

その流れで「どんな事書いてやがるのか読んでやる」ってなって結果として、読者サンは

読みたがるというふうになると思うんです。読ませてしまったら、もう書き手の勝ちですよね。

そんなもんです。実際は書いてるほうも殺人なんか推奨してなくてもね。


三島由紀夫も「不道徳教育講座」という本に中でイジメを推奨するような章をもうけてました。

でもその本は特に叩かれず、今は名作本として書店に並んでます。

これももし三島が教師とかだったら書いてはいけないことだと思うんです。

でも三島は表現者にて作家。まわりもそれを分かってるんですよ。

いわゆる逆説的エンタ-テイメントで、世間もそれを理解する柔軟性があるんです。

これ、理解できない人間いたら、相当の石頭か偽善者ですよ(苦笑しながら)


ミステリー作家やホラー映画監督は別に完全犯罪や殺人を推奨したり正しいとか言ってる

ワケじゃないでしょう?あ、それは物語だからちょっと違うか(笑)


あと別に自由表現ってモンは自分が心底思ってることや、真実だと思うことを書かなくても

いいと思うんですよ。

「いいたいことを書く、歌う」 「心の叫びを正直にぶつける」って観念が実は、もう既成のレール

から外れていない状況だと思うんです。

あえてわざと自分の考えと全く別の事や嘘を書いたっていいんじゃないですか?

それによりメリットもデメリットもないですけどね。

「本心」や「心の叫び」を発するのがベストって観念がもう「既成品的な思想」ですよね(笑)

うーん・・・伝わるかな?ヘタしたら誤解されそうないい方だけど・・・


出来るだけ「逆説」や「妬み・僻み」そして「少数派」の意見を書いてゆこうとは思います。

芸人の光浦靖子も言ってましたけど、人間は才能も容姿もバラバラだし、神でもなんでもない

感情を持った生物だから「妬み」や「嫉妬」は持ってて当然ですと。

隠す必要ないじゃないすか。そういうのを隠して「オレは強い人間だ」っていうほうが

イヤラシイですよ。


だから出来るだけ少数派のネタや思想を書くようにしてます。

だからこそ、共感してくれる人がいた時は、こちらも書いた甲斐がありますし、

「オレだけじゃなかったんだ!」って嬉しくなりますよね。

最近はテレビのアメトークでも「オンナノコ苦手芸人」とか「人見知り芸人」とか、

そういう不器用な人の生態や気持ちをクローズアップしてくれる機会が増えたのは実に

良い傾向だと考えます。この流れは継続していかせたいですね(笑)


あ、そうそう、「オンナノコ苦手」で思いだしたど、このブログ読んでてくれてる人はもう

分かると思うけどオレのブログって基本ネガティブエンタ-テイメントじゃないですか。

自分でもそれは分かってるし、意図的に狙ってもあるんです。


だからブログ開始した時は、ます女性読者からは好かれないだろうなって覚悟だったんです。

読んでくれる人がいるとすれば一部の年代が近いマニアックな男性読者かなと・・・。


だってねえ、「いくぜ!」とか「やるぜ!」みたいな俗に言う体育会系的なセリフ?

世間では男らしいセリフっていうのかもしれないけど、そういうことまず言わないし(笑)

趣味に関しても「サッカーで汗かいたぜ!」みたいなアクティブなことはほとんど皆無で

ラーメン食ったとか、温泉浸かったとか、部屋でお香焚いて妄想したとか・・・(笑)

女性から支持される要素全くナシ!(爆)


だから正直、女性には読んでもらえないだろうなって思ってました。

だけどブログ開始以来、自分でも何故か分からないんですけど嬉しいことに女性からも

それなりに読んでもらえてるんですよね・・・

これは嬉しい誤算というか女性読者の方には感謝したいです。

もちろん男性読者の方も。

うむむ、書いてみないとワカランもんですね(笑)


あとはですねえ・・・

こういう文章書いたり、文字表現しない人って、たまにブログ書く人のことを自己満足って

言ったりすんですよ。


それはある意味否定しません。いいんじゃないですか?

ってか、世間のほとんどの行動が自己満足でしょう?


オリンピック選手の参加だって自己満足だし、ボランティアだって「無償の愛」という自己満足の

変形にすぎない。「自分は人の役にたって喜ばれてる」ってね。

それはそれでごく当然だし否定しない。


いやなことを無償でやってるって以外はほとんどの人間の行動が自己満足なんですよ。

自己満足じゃない行動なんて刑務所内の囚人の労働くらいじゃないですか?


オレがこうしてコラム書いてるのも自己満足ですよ。

ただ、書きたいこと一方的に書いて発信しただけでは自己満足ではないです。


ここで発信した記事で多少でもヒマつぶし程度に楽しんでくれる人がいたとして

「面白い」とか「くだらなすぎてウケた」とか言うお言葉を頂いて、そこまでのセットで

初めて自己満足になるんですよ。

オレも書きたいことを考えて書いて、読んでくれた人が楽しんでくれたことが

オレの「自己満足」

いくら書きたい事書いても、ヒマつぶし程度にも楽しんでもらえなかったら

それは自己満足にならない。ただ文章書いただけ。


たまに深くて重くて感情入り過ぎて、読者サンが瞬間離れてゆく時は分かりますけどね(笑)

「あ、ケンのやつ、今日の記事はちょっとイッっちゃてるゾ!今日は触れないほうがいい」

みたいな(笑)


うん、でもまあ思想的なことはね、これからもたま~に書いてゆこうかと思います。

領土問題とかに関してはちょっとデリケートな件もあるし、オレ自身がまだ歴史的に勉強不足なとこ

もあるからあんまり書けないかもしれんけど、格差問題とかはね、やっぱ重要な課題だと思うし、

小さな存在として何も変えれなくても、意識に持っておいたり世に訴えて発信するだけでも

重要だと思うから。


そんなトコロですかねえ。




 なるほど。長々とありがとうございました。最後に読者のみなさんに一言お願いします。


拙くて何のジャンルにも特化してないブログですが今後もよろしくお願いします。




― ちなみに今回、「微熱大陸」という企画にした意図は?


深い意味はないです。

ほんの少ーしだけオモロイかと思っただけです。出オチっぽいけど。





 以上 『微熱大陸』でした


来週のゲストは「空飛ぶ冒険野郎」『風船おじさん』です。(嘘)


なお番組では今回の「微熱大陸」へのご感想をお待ちしております。