早朝鈍行⑥前橋温泉ゆ~ゆ編 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

【両毛線完結編】&【エピローグ】


さて、栃木、佐野、桐生と下車してきて最終下車駅。

最初に言ってしまうと〆は「おれたちのひとっ風呂」だけ。

シメです!旅サラダ。

「前橋」到着


もともと、この旅企画は18切符で行く2回の旅で、オレとFでそれぞれ一回づつ、

互いの希望する路線に一緒に行くというもの。


したがって、今回の両毛線はFのプランだが、以前よりFに

「どこでもいいけど、一か所温泉を組み込んでくれ」と言っていたので、今までに比べ

山奥でも秘境でもない路線の中でFがなんとか「スパ銭」を路線上に見つけて予定に

組み込んでくれたと察する。

Fよ、たびたびスマン。やはりオレは我儘かもしれぬ。世界が歪んでるのはオレのせいかも。


新幹線や鈍行で過去に何度も通過はしてきたが下車は互いに初めての前橋。

改札でて歩くとなにやら街の活性イベントのようなモノをやっていて、屋台が出たり

広場を子供を乗せたミニSLが走っていた。それを横目にスパ銭を目指す。

駅から2,3分とのことだからすぐ着いた。


『まえばし駅前天然温泉ゆ~ゆ』

詳しくはココ


昭和80年代クロニクル-ゆ~ゆ

ポップで親しみやすい名前。


名前の由来を推測するに「群馬」といえば有名な出身タレントは‘ぐんま大使’も

やっている「中山秀征」。中山秀征といえば何年も前に一緒にラブホに入るとこを

フライデーされた元カノ・おニャン子の「岩井由紀子」

岩井由紀子のニックネームでもあった旧芸名と言えば…!?

いや、この推測はおそらく違うか(-_-)。


この日帰り温泉「ゆ~ゆ」

立地も駅前で、平日でも日曜でも600円というのは安い。


スパ銭なんで中の写真は撮れないからナシだけど、けっこう良かった。

お湯はかなり油臭が強めで、茶色。

湯の花も浮いていてまるでホントの秘湯宿のお湯のようである。


浴槽のすぐ外には温泉成分が固まったものが付いていて、スパ銭でこういうのは

珍しい。ちと感動。


泉質は熱海や南紀白浜と同じとのこと。


ある程度、湯に浸かったら一回だけサウナに入る。

普段は3,4回入るが、前橋だけにあまり疲れると帰るのがダルくなる(笑)。

Fはサウナがあまり好きでないとのことで入らず。

「肺が焼けるような感じになるのがイヤだ」とのこと。

オレも昔はそうだったから気持ちはわかる。

オレがサウナを好きになった理由は別に健康を意識してではない。

サウナから出たあと水風呂に入った瞬間の落差を体感するのと、そのあとに飲む

ビールの旨さに倍増を掛けるためである。


ビールをたっぷり吸収できるように体はカラカラに乾いたスポンジにようにしておいた

ほいが良い。うむ。


そういうワケでサウナは一回で切り上げたが、ここ水風呂が狭い。深いのに狭い。

入った時、たとえ足の指の先っちょがちょっとだけでも、見知らぬオッサンの肌に

ピトっと触れるのはイヤだイヤだのヤダモンなんで水風呂は広く作って頂きたい…。


かくして、「ゆ~ゆ」で小一時間ほど湯に浸かり汗を流して、帰るべく駅へ。

電車発車時間において「12分」と「21分」を勘違いし、前橋発が40分ほど遅れたが

夜になんとか大宮まで戻った。


晩飯はFの希望で何故か「てんや」w

てんやと天丼自体がオレも久々だからそれは問題ないけど天丼のその前に・・・



昭和80年代クロニクル-びーる

旅の〆は、やっぱコレでしょう!!!!!!!!!

そうです!

「ビールを飲み終えるまでが‘旅’」なのです。


ぷはーっ。

朝早く起きて、猛暑の中お遍路サンみたく歩いて、自転車漕いで

サウナ入ったあとのビールは最高である。


どんなに体調崩してたとしても、どんなに貧乏になったとしても旅の〆は

ビールなくしてはならない。ビール飲まんと旅は終わらん!


これで今回の18切符は前回の下部、今回の両毛線と使用して使い切り。

天丼食いながらFに

「これで2012年のオレらの日帰りシリーズは完結だな」

と問いかけたところ、Fが顏をドンブリに向けながら、動きをピタっと止め、

上目づかいで二ヤっとしながら


「(18切符は)冬も出るよ・・・<`~´>」


と言った・・・。


!?


これは・・・・

もしかしたら少し前で言えばインディジョーンズ最後の聖戦

今で言えば織田裕二の映画「踊る~」みたいに・・・・


「完結」「ファイナル」という前提での企画なのに、「またやるかも」しれないみたいな

流れか!?


どうなるかはオレには分かりません。

とりあえず これにて「早朝鈍行2012」は一旦完結。


天丼食ったら大宮で解散し、オレは埼京線と武蔵野線で1時間かけて帰宅。

武蔵野線は長いから車内で本谷有希子の「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」

読破したのだが、ちょっとオレには合わなかったかね。こういう話は嫌いじゃないけど。

映画化もしてたとは後から知った。

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ (講談社文庫)/講談社
¥470
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家について、またビール一本だけ飲んでシャワー浴びて一息ついたら

三年寝太郎が嫉妬するくらい爆睡。


これにて9月9日の日帰り旅は完全終了


3夜にわたるお付き合い、誠にありがとうございます。

次回のブログは「佐野ラーメン」記事予定です。



書いてて気づいたんだけど【下部】【両毛】って並べて書くとなんか淫靡だな~(爆)