かすかにながら近未来に戦争の匂いが漂ってる気がする。
しっかし、このクソ暑いのにウチらのご近所には「旗を燃やす」のが好きな民族が
多いな・・・。あとは礼儀知らず。
北朝鮮から「ネズミ」と揶揄された近隣のトップはなんなんだ・・・
ふつうは下っ端のやつがそうゆうことをやって、それを止めるのがトップだろ。
まとめ役になるべく年長者が礼儀知らずの発言や行動してどーする!?
オマエは亀田んトコのオヤジか!あほ!イメージアップ作戦見え見えだわ・・・
なんかアレ以降、急にそういうグローバリズム絡みが多いな。
そういや誰だったか忘れたが、五輪だって各国が争うワケだからある意味戦争だって言ってた。
よく言われてることだけど、やはりアメリカとの関係がぎこちなくなってきたから
その状況につけ込まれてきとるのか?隣人に。
アメリカとは・・・そうねえ、普天間とか牡PLAYとの問題か。
鳩ポッポがミキサーでマゼマゼミックスジュースの如くグシャグシャにかき回したからな。
そういや沖縄とかオスプレイ配置基地はザワザワしてるけど横田基地は何か落ち着いてて
アメリカンイメージをうまく結合させて地元といい具合にやっとる気がするのはオレだけか?
今年は行けなかったが去年は「横田基地日米友好祭」も行ったもんな。チャリで1時間かけて。
先日のアド街でもやってたが、アソコにいるアメリカの人達はなーんか感じいい。
そんなこんなで終戦記念日後ということと、友好祭もあったことで、それに絡んだ本を。
それとは関係なく偶然に数日前に読んだんで。
- 海と毒薬 (新潮文庫)/遠藤 周作
- ¥380
- Amazon.co.jp
戦争末期の実際の事件がモチーフになってる。かなり重く深い。
九州の、とある大学付属病院での出来事。
米軍捕虜を生きたまま解剖するという事件。
「日本人とはいかなる人間か?」ということを追究し、
神なき日本人の‘罪の意識’の不在の不気味さをえがく衝撃作。
新潮社文学賞受賞作。
捕虜は「治療」だと言われ、信じて台に乗せられ、生きたまま解剖された。
いくら戦争中とはいえ、ここでの殺人は最前線にて相手を射殺するのとは違うことで
あり、また国のために殺すわけではない。
次期医学部長の椅子を狙うなどの我欲のために戦争に便乗し、運ばれてきた捕虜に
嘘をつき、解剖するという人間の闇。
この実験に乗ってしまった登場人物は「欲しい物は呵責」と語る。
このセリフはけっこう自分の中の願望の死角にサクっと切り行ってきたかも。
日本人だけでなく他のアジアの国民も欧米の人間も
「今、欲しいモノは何か」と問われたら大体が「幸せ」とか「経済力」とかプラスになる
ものを言うのはよく聞くが、登場人物はそう言わず「呵責」!
これが今の荒んだ時代、人を蹴落として上がることが普通になってしまった時代で
もっとも「正解」に近いかもと感じてしまった。
いや、カッコつけるわけじゃなくてマジで結構衝撃受けたよ・・・・このセリフ。
すまん、正直ちょっと哲学者っぽくカッコつけた・・・・神よ、オレに呵責をくれ。
「やがて罰せられる日が来ても、彼らの恐怖は世間や社会の罰にだけだ。
自分の良心に対してではないのだ」 (引用)
この本は深い・・・
オレの解説力では推薦するのはムズカシイ。深すぎるのと紹介したい箇所が多すぎて。
読んだことない人は是非読んで見て頂きたい。
「解剖」と言っても本筋は人間の本性と心の闇を描いてるんで、エグくはない。全く。
他に読んだのはコレ。
佐藤友哉『デンデラ』
- デンデラ (新潮文庫)/新潮社
- ¥620
- Amazon.co.jp
映画化もされたよねえ。観てないけどさ。
つまりは【姥捨て山】×【銀牙-流れ星銀】のようなお話。
山?に捨てられた老婆達が集落を作り、自分達を捨てた村に復讐するハズが、途中から
羆(ひぐま)と戦うことになるという流れ。
羆の名称なのだが、毛の一部が赤いということで「赤背」。
これは昔、少年ジャンプで連載してた犬の漫画「銀牙-流れ星銀」に出てくる
暴れ熊「赤カブト」を絶対模倣したと思う。
また登場するデンデラ住人の老婆は50人以上で全員名前が付いており、
巻頭で名前と年齢の一覧がある。
これみたら読んでて誰が誰だったか覚えられず混乱すると思いそうだが問題ない。
一人一人にそれほどの重要性はない( 一一)
よーするに「羆」が暴れまくる段階に入った時、「殺される」人数が多ければ多いほど
演出の起爆剤になるから、人物を多く設定したんだと思う。
つまり殺されるための 「要員」よ! 「要員」!!
「女だらけの水泳大会」の最後の騎馬戦でも明らかにすぐヒモが解けそうな水着着た
タレントのヒヨコとか無名のグラビアアイドルが「要員」としてたっくさん登場するでしょ?
それと同じ(爆)。たぶん。
あー、戦争の話で始まったのに最後は野郎しかわからんオチになってしまった・・・。