まいっちんぐマチコ先生艶学 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

「オッパイ掴んじゃうマンガがあるんだぜ」

小学生の頃、仲が良く女友達も多かったマセガキ(死語)のS君がいきなりこんなことを
言ってきたのだ。当時はまだ小学校低学年か中学年だったから女性に対しての興味が
まったくといっていいほどなかったが、今考えてみればS君に見せてもらったこの原作、
そしてそれに連鎖して観たコレのアニメが生まれて初めてみたHコンテンツだったかもしれない。

低俗どころか今はもう昭和を代表するレジェンドアニメとなった
『まいっちんぐマチコ先生』

著作権問題かわからんがあれほど名作なのに貼り付けられるOP動画が無い!
とりあえず唄だけ。



懐かしい。ウチらの世代にはちょうど異性に興味を持ち始めるかどうかっていう時に
全盛期のアニメだった。
あのころはみんな比較的ウブでした(爆)
中学校1年くらいまで「女性は性欲が全くない」と信じ込んでいた・・・。

そんな子供にとっては改めて振り返ってみても、それほどエグくはないカワイイかんじの
H番組であったと思う。ひと昔前の世代の人でいえば永井豪の「ハレンチ学園」みたいな
もんだろうか。
マチコ先生に関しては女性がみてもそんな不快感はないのではないだろうか。
というか、当時オレが見てみる前に既にこれを見てる女子は多少いたし。



観てた時も子供ながらに違和感を感じてたけど、このマンガを連載してたのが
子供向け教育のイメージが最強の天下の『学習研究社』
俗にいう『学研』

しかも「科学」だったか「学習」だったかは忘れたが、その子供向け学習本の中の実験マンガとかの
コーナーもマチコ先生が土台になっていて、案内役のキャラもマチコ先生はじめとする登場キャラ
だったのをしっかり憶えてる。

これには当時のPTAが大激怒だったらしいww
子供向けの本を出してる会社が、あんなお色気マンガとコラボしていいのかと!
(当然そちらのマンガの中ではお色気はカットされているがオトナはそこまでわからない)

まさに
『学研』「こんな連載はイヤだ!」
「お色気センセイが出ている」

それは「学研」じゃなくて「鉄拳」

こんな○○は××だ!―鉄拳作品集/鉄拳

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このエッチマンガに関する話題はPTAから波紋が広がり当時は国会でも話題になったとか。
マンガについて噛みつくヒマあれば国を良くしろよ。
現代では野田の増税一直線に「まいっちんぐ」の意を表明しますわ・・。

でも、なんていうんですかねえ。
当時はオトナや良識者から低俗のレッテル貼られてたけど今、画を見るとなんとも昭和チックで
キュートなアニメーションだと思いませんか?

今は地上波での表現がかなりキビシクなってるけど、その分モラルが地下にもぐりネットの世界
とかでは無法地帯ですから。

別にエッチ関連じゃなくても派手な表現やケバケバしい色が蔓延してますからね。

モノが飽和状態になるとベーシックを求めてくるようになる。
ラーメンだったら「こってりトンコツ」とか「濃いミソ味」とかにハマっても最終的には
シンプルな昔ながらの醤油ラーメンを求め戻ってきたり、
旅行だったら泊まる宿も高級感あるオシャレなホテルから、だんだん家庭的な古い宿に
泊まりたくなってくるように。

ネットでも街中でも情報が暴走し飛び交う世間だから男から見ても露骨すぎる画像や映像が
フツ―に氾濫してる。
そんな現在だとヘタに過激で露骨なお色気よりも‘ベーシック’に近い
「まいっちんぐマチコ先生」のほうが今のオレにはドキドキするな。
童心に帰ったみたいで。


いつかどっかのバラエティーが番組の中のワンコーナーとかで
「まいっちんぐマツコ先生」
ってやらないかと思ってるんだが数字とれないか。ビジュアル的に(爆)