北温泉旅館① | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

今、売られてる「旅の手帖」で秘湯特集みたいなのをやってた。

このブログもそろそろ公約どーり温泉紹介ネタやらんとね。

最近全然やってない。


そーゆーわけでブログ1周年記念もかねて1年温存してた温泉ネタを

出してしまいます。たいしたことじゃないけど。1年ちょっと前に行った温泉


数年前、温泉に興味もったときあたりから、徒歩でないといけないような

秘湯に行ってみたいなとは思ってたんすよ。1人でブラッっと。


その中でも比較的、都内からでも行けそうで興味もったのが奥那須の秘湯

『北温泉』

栃木県那須郡那須町湯本151 HPはここ


今から1200年前に天狗が発見したといわれる山奥の1軒宿。

通好みの温泉本には大体紹介されている鄙びてアジのある宿である。


多くの本で見てきて存在は知っていたが「一個人」という本で作家の藤沢周が

訪れているコーナーをみてムショーに行ってみたくなった。

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温泉好きの漫画家つげ義春も何回か訪れて宿泊している宿なので、

つげの軌跡を追ってみたいという思いもあった。


湯治場ってのは病や傷だけでなく、心の傷も癒してくれるってオレは思ってる。

それで1年ちょっと前に1人で泊まりに行った。

1人泊OKで料金も8000円以下(部屋による)という条件もクリアしてたので。


でもね、さきほど書いた通りホントに山奥なのね。

それでオレの1人旅基本ルールは「利用は鈍行のみ!」だから・・・。


予約の電話入れる前にいろんな口コミや本で交通手段とアクセスを

調べたわ。


そんで、よく出てきて毎回やけに目に入るワードが

「ボルケーノハイウェイ経由で・・」


ぼるけえのはいうぇい!?・・・(?_?)

なんかハイカラで近未来的な道路名だ・・・。


オレが向かおうとしてるのは「日本の山奥の歴史ある天狗が発見した湯」

だよな?和の骨頂の。


でも、なんかそのボルケーノハイウェイって聞くと、

その道に入った時から道路上で隠し子がいるグラサン掛けたアンドロイドと

液体金属のアンドロイドが互いにハーレーで走行しながらショットガンを

ぶちかましあってるような近未来的なイメージではないか・・・(・_・;)


うむむ、なんか違和感が強いゾ・・・と思いながらも車で行くわけでは

なかったんで結局どうでもよかった。


あとは降りるバス停とそこからの距離。

予約ついでに宿の人に電話で確認する



オレ 「バス停って ‘だいまる’ で降りてからでもいけますよね!?」

宿のおばさん 「・・・ああ、平気ですよ。‘おおまる’ ね」

オレ 「・・・・・そう、‘おおまる’ からです(恥)」


なんてヤリトリをしながら予約は完了。


交通手段はまず地元から埼玉の大宮まで在来線。

大宮から東北本線で宇都宮経由で黒磯まで。

黒磯からバスで約50分。北温泉入り口の前のバス停で降りて

徒歩40分である。

鈍行なんで片道4000円弱・移動時間約5時間。


ま、当日はゆっくり行ったがバス降りてからが思ったより長かった・・・。


舗装された山道を歩き駐車場まで付いたら、こんどは宿にむかう山道を下る。


途中、道の先に北温泉旅館が見えてきて感動。一個人と同じ風景である。


昭和80年代クロニクル-北温泉

見えている建物、ぜーんぶで1軒宿である。

近くにコンビニなど何もない!

これぞ秘湯!


さらに歩いて宿の前に到着。

嗚呼、つげ義春のペン画と同じだ・・・。


この風情ある宿にこれから泊まるのかと考えただけで

心ウキウキ、東京ヴギウギである♪


昭和80年代クロニクル-北温泉正面





次回へ続く。