暗闇紀行 | 昭和80年代クロニクル

昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

小旅行へ行きたいのですが、この情勢と個人事情を考えると

今は行けんのですよ。


ただ先日もちょっと書いたんですけどね、

今、計画停電(←多分今年の流行語大賞エントリーじゃないか?)を

やってるじゃないですか。


それで電気が消えた時ね、ベランダから外の街並みを見て

あ~、こんなに暗くなるもんなんだと思ったのね。


で、ちょっとマンションの周辺だけ懐中電灯持って歩いてみたんす。

ここまで暗くなる街も滅多に経験出来んなと思って暗中散歩

女性はキケンだからヤメタほうがいいかもしれないけど。


見事に灯りや余分な音がない空間て、じつに別世界のようだわ。

暗いだけ星も比較的目立つ。


前に洞窟やサイハテの書籍のことを書いたけど、その著者の人が

似たような感じで「夜」とか「暗闇」の本も書いてんのね。

それに触発されたのもあったかな。


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東京「夜」散歩――奇所、名所、懐所の「暗闇伝説」/中野 純
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夜中や夕暮れ時に闇の中に浮かぶ「踏切」「銅像」「高台」「工場」etc。

確かに見る時間帯が違うだけで寂しげな芸術フィールドに見えるかもしれん。


残念ながらウチの近所にこれらはないが。


そーいえば小学校ン時にボーイスカウトに所属してて、そのイベントで

「ふくろうハイク」という企画があって、みんなで深夜に真っ暗な

高尾山に登ったな。

当時の高尾山は まだ例のタイヤ屋」の出してるガイド本とかに

紹介されたりもしておらず しかも深夜だから人が全くいない。


聞こえる音はまさに「ふくろう」らしき鳴き声と川の流れる音だけ。

思い出してもアレは楽しかった。この歳でもまたやりたいと思う。



上記の著者の中野純氏が言うに旅行などに行って昼間しか観光しない

のは実にもったいないとのこと。

夜が1番神秘的な別世界だそうだ。


「サイトシ―イング(観光)」 から 「ナイトシ―イング(夜観)」へ。

とは上手いことを言ったもんだ。