拝啓ブラック企業採用担当様 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

以前の職場のある1人の後輩がいるんですね。

と、言っても俺も上司らしいこと大してしてやれなかったんだけど。


なんというか俺もその後輩もつくづく

ブラック企業・部署を選んでしまったり、選ばれてしまったりなのよ。


その後輩はいま数件、面接でまわってるらしいけど ここんとこ

毎日助言を欲しいと電話くんのね。まあ、頼ってくれるのは嬉しいこと


何件か書類選考ナシで1回目の面接途中で「採用するので明日から来て!」と

言われたけど、それってどうなんですか?とのこと。

全部が全部というわけじゃないが、大体そういうとこは人の回転が激しいブラックか

異常な体育会系だ。 人の人生だからどうしろとは言えないがその企業に関しては

しっかりリサーチしてから決めたほうがいいとは言っておいた。


とはいえ企業の本性やホントの経営状況・待遇なんて入社してみないとわからない

ところが難しい。


パッと見、豪華で従業員も多い大企業に見えるが実際は倒産寸前の

タイタニック のようなブラック企業かもしれないし


経営は安定してて従業員数も顔を憶えられるくらいで同僚との関係はいいが

社長や幹部の独裁方針になってる

蟹工船 のようなブラック企業かもしれない・・・・。


どちらの船にせよ、今の不況の海を航海すんのは1クルーには酷。

ちなみに俺はどっちの船にも乗船してしまったことありだが(笑)。


で、今でも実際潰れかけなのに助成金をあてに使い捨て前提採用を掛けたり

イメージアップでハロワに求人票出してるブラック企業がある。


そこで



ブラック企業の人事担当様・社長様 にお願いです。



この不況なんでどこも経営がキビシイのは十分理解しますが、

イメージアップで空求人出したり、潰し採用での求人はやめてください。

これ以上、不景気の混乱をかき回すな。

現在の大学生も含め、探す方は必死なんですよ。

あなたがたから見れば売り込みに来た小さい1人だとしてもね。


話違ったり、いきなり倒産しそうな状況に遭遇して精神やられて

すぐヤメルことになったら、その人の時間ロスと心のダメ-ジはデカイんです。


二神能基サンという人が下のような本を出してます。

希望のニート (新潮文庫)/二神 能基
¥460
Amazon.co.jp

この本の数か所を引用させて頂くと

「ニート問題の根底には、若者を取り換え可能な消耗品としか見てない

企業社会の構造がある」


「就業経験があってそこで挫折してニートになった場合(退職型ニート)のほうが

心身両面で傷ついてるので立ち直るのに時間がかかりやすい。」


と、あります。


なんで、「とりあえず求人」は辞めてください。

あっけなく切られた人は上記のように傷を負いなかなか復帰出来ず、それが

失業者増加につながるんです。



この雇用情勢の問題は「政策」や「求職者の望みの高さ」だけじゃなく

あなたがたが拍車をかけてる問題があるんですよ。



それが出来ないのなら、誰にも迷惑掛けずハッタリの期待もかけず

さっさと倒産してください。

悪の芽は早期に駆除したほうがいいんで。




お願いです。



以上。