SIRENや伊丹映画の話 | 昭和80年代クロニクル

昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

川原湯温泉街の余韻がまだ残ってる・・・。
日本の風土というか土の匂いはいいね。

そんなジャポネスクの感じがスゴクするゲームがソニーCEの「サイレン」。
今さら紹介するまでもないけどせっかくなんで。
SIREN/ソニー・コンピュータエンタテインメント

¥6,090
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肩書きは「ジャパン・ダークサイドモダンホラー」
村人が『屍人』となった村での数人による群像サバイバル。
このゲームに惹かれた1つは
[見たことや歩いたりしたことがあるようなリアルな村の風景]

曲がり角にあるタバコ屋や、昔ながらの民家など。
民家の一軒一軒にも「吉村家」「六角家」などと表札や名前が付いてる。
ちなみにこれらの名は家系ラーメンからとったというような遊び心も満載。
現在、四万温泉などに残ってる「大村こん」(こんが変換出来んけど山に昆ね)
のオロナミンCの看板とかも出てきそうな感じだ・・。大村こん知ってるかな?
メガネかけてるオジサン、「よいしょっと!眼鏡くもっちゃった!イヒイヒ!」
とか言ってたんだよ。・・・あ、違った。これは橘屋円蔵師匠だ・・。(´д`lll)
古すぎ。わかる人少ないな・・。

俺の記憶だとこのゲームのディレクター外山氏はかつて「サイレントヒル」を作成
した時、外国の記者から『なぜ、日本人なのに外国舞台のホラーをつくるんだ?』
と言われ、納得しSIRENを作成したとのこと。それがキッカケで名作誕生になった
んだね。

ゲーム自体の怖さというかオドロオドロしさもすごい。かなりゾクッとする演出。
下はユーチューブの画像から、学校の中で女性教師が屍人から子供を守るステージ。
変わり果てた校長先生「名越栄治」の登場の仕方がなんともコワい!
(前映像が長いんで、すぐ見たい人は3:30秒のとこから再生して!)


とにかくこのゲームはホラーが好きでなくても古い日本の風土を感じることが出来る。
ただゲームとしての難易度はかなり高いけどね。あのファミコンのスぺランカーとは
また別な感じで。

映画化もされて観に行ったけど、やはり原作とは別モノの感はあったわ。
ホラー群像は邦楽ではかなりハードルが高い。
かなり前、伊丹十三製作総指揮、黒沢清監督の「スウィートホーム」っていう映画があった。
比較的、動きや特撮がある映画で、今考えると悪くは無かったんだが、やはり洋画に比べると
それほど怖くないイメージはあったね。ってか、伊丹サンが、なぜいきなり
こういう方向のホラーを考えたのかが今でもわからないが・・。ゲーム化もされたね。

スウィートホーム/カプコン

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この映画で印象に残ってるシーンは劇中の取材クルーのカメラマンが悪霊に襲われ
体をちぎられ上半身のみになってしまい、這いつくばってるシーン。
そのカメラマンもナントカ回復して、今では「報道ステーション」のメインキャスター
やってますけどね。

うわ、これ30歳以上の人には分かると思うんだけどな(汗)。