聖天様露天風呂と八ッ場ダム | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

ほぼ1日ずれリアルタイムの温泉ネタ。

先日記事で書いたJRフリーパスのチケットの余り1回分がまだ残ってた。

だが、俺の都合とJRの規約を合わせると『3日以内』『日帰り鈍行』『JR線』のみ。

ということになる。で、1年前位から一回訪れたいと思ってた温泉へ日帰りで行った。

弾丸日帰り鈍行トラベラー・ケン74  北へ。


武蔵野線・京浜東北線・高崎線・吾妻線と乗り継ぎ3時間半分で到着したのは

群馬県の 『川原湯温泉』

なぜ俺がここに1回来ておきたかったかというと、この温泉街はもしかしたら

2、3年後、ダムの底に沈んでしまうかもしれないのだ・・。そう、今話題の

八ツ場ダム。政権交代により建設がどうなるかということで停滞してるけど。

確かに駅降りたとき工事してる風景は見えた。

俺が向かう有名露天風呂も、ダム建設が進行すれば閉鎖で、ガイド本には

「閉鎖までカウントダウン」とよく書かれていた。今のうちに入っておかねば


そして最初に向かったその露天が
「聖天様露天風呂」群馬県吾妻郡長野原町川原湯温泉

駅から8分位ゆるい坂道を登り、さらに小路を登った高台にある。


昭和80年代クロニクル-聖天様露天
先客ナシ!規模はこじんまり。周りは森。

入口に「料金箱」があり管理費100円を入れるとチャリーンと電子音が

深緑に響く。


昭和80年代クロニクル-聖天様2
見てのとおり小さいが自然と一体化してて清々しい。

お湯は「源泉かけながし」で約80度。かなり熱い!夏は厳しいだろな。

温度を調節可にするためホースがあり、水を入れることが出来る。

わすかに白く漂う湯の花が秘湯っぽくて良い。
あとから3組くらいお客さんが来て色々話しをした。


1組目は、混浴旅ファンらしきカップルさん。このあたりに詳しく、テレビで見る

「八ッ場ダムの橋ゲタ」?の場所を聞いたら、1キロ位先だと教えてくれた。

とても人当たりの良いお二人だった。


2組目は、安中から来たという初老の男性。温泉タマゴをつくるためタマゴを

持ってきていた。お湯の噴出口につけていて、15分で温泉玉子が出来ると

教えてくれた。膝が悪いらしく湯治でここに通ってるとのこと。早く回復して

欲しいと心から思った。


3組目は、地元の人らしきおばあちゃん

気さくに色々話しかけてくれる。人柄がにじみ出ている。


うむ・・・実にE時間であった。

年齢性別も違う初対面の人とこうして「利益」も「ビジネス」も全く絡まない

会話をしたのは、ホント久しぶりだ・・・。

たまに人間がイヤになった時、俺はこういう場所に来たくなる。

己が腐りそうなとき「人間を好きになる」「人を笑顔にしたい」という気持ちを

取り戻せる力がこういう場所にはある・・・。


でもね、今どうなるかわからない八ッ場ダムの進行が決定すれば、ここも

ダムの底に沈むか、閉鎖か。ってことになるんですよ。

数年後、来たいと思っても来れない・・・ってか、もう無い。かもしれない。


川原湯温泉街の宿の人達も宙ぶらりんの状況にさせられて経営も辛そうだ。

はじめてきたけどここは残してほしいな。


さぁ、どうすんですか?民○党さん!

地元の人も温泉ファンも流れを気にしてますよ。果たして・・

「中止」か。

「ヤンバダム特攻!」か。

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あちゃー、マジメに書いてきて最後にやってもうた・・。
でも、あの温泉が無くなってしまうのはホントに寂しいと心から感じる。
ダムが進行するとしてもアソコは残せないのかな・・・

次回は「川原湯温泉」2か所目っす。

今回、ダムの件とか書いたけど、シロートなんで、なんか間違ってたら
お詫びします。
あ、今回の露天はちらっと下の本にも出てるっす。
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でわ。また。