ドグラ・マグラの秋 | 昭和80年代クロニクル

昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

読書の秋到来です。皆さん本読んでますか?

俺は最近1冊の本を読み終えた。

20代の頃から気にはなってたがなかなか購入できなかった本。

夢野久作 『ドグラ・マグラ』


ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)/夢野 久作

¥540

Amazon.co.jp

見よ!表紙から漂う このサブカル臭

こりゃあ、ヴィレッジヴァンガードの仕入れも喰いつくぜ!

ってか、もうかなりまえから大々的に陳列されてるけどね。


あの大槻ケンヂも著書の中で影響を受けた本として紹介してる。

読破した人間は一度は精神に異常をきたすと言われている昭和10年に

自費出版された奇書。

裏表紙の解説によると

「日本一幻魔怪奇の本格小説」「日本探偵小説界の最高峰」

「幻怪、妖麗、グロテスク、エロティシズムの極」とうたった宣伝文句は

読書会の大きな話題を呼んだが、常人の頭では考えられぬ余りに奇抜

な内容のため毀誉褒貶が相半ばし今日にいたるも変わらない。

とある。 

※裏表紙解説から引用


物語は自分が何者だかわからない男が色々訊ねられる?ことから

始まる。内容は、かなり難しい。確かに「精神異常を」という表現を

する気持ちはわかる。


ただ俺の場合、昔から 「お前はおかしい」みたいなコトを言われて

来てたので、ある意味もうすでに異常をきたしてるのかも。(笑)

だから読んでも俺の異常さのほうが勝って、かわらずいられんじゃないかな。

と思った。


結果、上巻を読み終えた時点では、1人で部屋で

ウヒウヒアヘアへアへ・・ヘラヘラヘラヘラ~♪

ウォラララーオラオラオラオラオラオラオラ

オラオラオラオラオラメラ良一オラオラ-ラララ

ラララ!ヘイッ!ポ○ナレフ!今からテメ-のタ○キン!

噛み切ってやるぜ!メ――ン!ぶわばばばばばばば!

なんて言ってることもなく無事だった。荒木飛呂彦センセ、スイマセン・・・。


とりあえずこの作品は俺からは詳細説明不可。

したとこでそれが正しいかもわからん。


でも、文章の中の単語や構成を見てると夢野久作っていう人間は

確かに天才を感じる。ちょっと感覚がトンだ天才ってカンジ。

その天才がとんでもない作品を作り上げたみたいなね。

本人も「これを書くために生きてきた」と語ってる。


うむ。人造人間を作り上げたドクター・ゲロみたいな

感じかな。悪人じゃないけどね・・。