「毎日毎日同じ生活を繰り返していますか?
仕事で大きな失敗をしたことがありますか?
空想することはありますか?
大切な誰かのために夢を諦めたことはありますか?
変わりたいと思っていますか?
3つ以上YESと答えた方、これはあなたのための映画です。」
ベン・スティラー監督・主演の『LIFE!』のキャッチコピーのひとつです。
私は3つ当てはまるので、連休中に見に行きました。^ ^
シネマトゥデイより
「凡庸で空想癖のある主人公が未知なる土地への旅を経て変化していくさまを、ベン・スティラー監督・主演で描くヒューマンドラマ。
夢を諦め、写真雑誌の写真管理部で働く地味な中年男性が、ひょんなことからニューヨークをたち世界中を巡る旅を繰り広げる様子をファンタジックに映し出す。
物語の鍵を握るカメラマン役で『ミルク』などのショーン・ペン、主人公の母親役で『愛と追憶の日々』などのシャーリー・マクレーンが共演。
壮大なビジュアルや、主人公のたどる奇跡のような旅と人生に目頭が熱くなる。
雑誌「LIFE」の写真管理部で働くウォルター・ミティ(ベン・スティラー)は、思いを寄せる女性と会話もできない臆病者。
唯一の特技は妄想することだった。ある日、「LIFE」表紙に使用する写真のネガが見当たらない気付いたウォルターはカメラマンを捜す旅へ出る。
ニューヨークからグリーンランド、アイスランド、ヒマラヤへと奇想天外な旅がウォルターの人生を変えていく。」
コマーシャルで見た印象ではシリアスな作品かと思っていたのですが、やはりコメディ俳優のベン・スティラーですから、前半は妄想シーンと共にコミカルに描いていて、後半から感動的シーンが広がっていき、
最後は、ああ、自分も小さくまとまってないで、もっと人生を楽しみたい!冒険したい!遊びたい!と思わせられました。
ベン・スティラーは『ナイトミュージアム』で有名ですが、私は『メリーに首ったけ』と『ミートザペアレンツ1』が好きです。
そして、彼が監督をした1994年の『リアリティバイツ』も好きです。
『リアリティバイツ』はアメリカ留学時代に見たのですが、将来について悩む若者たちに自分を投影させ共感した作品。
一方今回の『LIFE!』は、主人公はちょうど同い年の42歳で、このままの人生でいいのか?と自問し新しい扉を開ける姿に共感する作品。
20代~30代の頃は、新しいドアをバンバン叩き破っていたのに、家族を持ち、仕事では会社を持ち、いろいろな役割や責任がのしかかり、新しいドアがなんとも重く感じられる40代なのですが、バンバン叩き破らないとしても、もう少し人生に遊びを入れたり、もっと自分を縛らずに自由な発想を持ってもいいのでは~?と思いました。
ベン・スティラーに感謝です。