パンアメリカンゲームの女子マラソンで優勝したペルーのグラディス・テハダ選手にドーピング検査で利尿剤に陽性が出、競技から1ヵ月半以上たって、剥奪の決定がなされた。
同大会でペルー人のドーピングの陽性が出たのは水泳のバタフライ200Mで二位になったマウリシオ・フィオル選手に続き二人目。
テハダ選手は女子マラソンで優勝し、一躍メディアの寵児に躍り出、フニン県の山岳地帯の貧しい農村に生まれ育った彼女のシンデレラストーリが語られた。しかし、競技直後からささやかれていたのが、利尿剤で陽性が出たという噂だった。
アシックスのシューズを使用していたにもかかわらず、今まで私がこの件について書かなかったのは、大会記録とはいえ、2時間33分という日本の感覚からすると平凡なタイムだったからだ。このタイムで優勝できたというのは南北アメリカ大陸の有力選手は世界陸上のために同大会の出場を控えていたからであろう。
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しかし、ペルーはスポーツ小国で、オリンピックで過去に獲得したメダルの数がたった4つ。金メダルは前のロンドン五輪(1948年)の射撃でエドウィン・バスケスが獲得したたった一つのみというていたらくなので、テハダ選手のパンナメリカンゲーム金メダルは五輪優勝級の扱いをうけた・・。
にもかかわらず陽性でメダル剥奪となった。
事情はこうだ・・昨年腎不全のためにテハダ選手が治療に使った利尿剤が禁止薬物だったというのだ。しかし、ペルー五輪委員会の副会長によると同選手側がその利尿剤を治療に使用していることをペルー陸上連盟にも五輪委員会にも報告していなかったというのだ。
テハダ選手が意図的に隠したとは思えない。報告義務を連盟が教授していなかったのではないか?
同じ陸上長距離選手では今から5年前にイネス・メルチェル選手がエクアドルでのクロスカントリー大会でコカインの陽性反応が検出され、1年間の出場停止処分を受けている。このときには飲んだハーブティが汚染されていたとイネス選手は発言しているが、陸上連盟の管理が甘かったとしかいいようがない。同選手は出場停止があけたあと、見事に復活し、ロンドン五輪に出場したり、南米のマラソンでは常に好成績を残している。
残念なのはペルーではエリートスポーツのレベルが低いせいもあり、ドーピングに対する管理も甘い上、一般の意見にも
「ドーピングで陽性反応があった選手からメダルを剥奪するのは気の毒だ」
という論調があること。
日本のように抜き打ちのドーピング検査をするようなことは期待できないが、次回のパンアメリカンゲーム開催国として恥ずかしくないように、ドーピングコントロールをもっと厳しくする必要があるのではないかと思う。
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