昨夜、また州歴史博物館で開かれた展覧会の開会式に行ってきた。
文化人類学者のアブラハム・バレンシア博士が若いころに研究の傍ら描いた水彩画やボタンに描いた絵を展示していて、文化人類学者としてだけでなく、画家としての経歴も充実されていたことを知り、感心した。
この博物館の展覧会はいつも、乾杯の跡のおつまみが充実しているので、芸術を楽しむという心の栄養を得るとともに体にも栄養が入ってくる・・。
ここの展覧会開会式は座席が設けられ、すわって貴賓やアーティスト自身の挨拶を聞くことが多い。
しかしここで気づいたのが、少し年配や太った女性、また杖をついた人が立っているにもかかわらず、席に座っていながら気が利かない若者やスーツの男性連中が多いということ。
私は早めに来て、一通り展示されているものを見て回って、前のほうに席が空いているのにもかかわらず一番後ろに席についた。展示室に二つある入り口からは少し離れていた。
少し太った女性が後ろの壁際に立っていたので、座りませんかと席を譲ろうとしたのだが、職員の方で、断られた。
貴賓挨拶の最中に杖をついた女性が入り口近くに立っていることに気づいた。その近くにいる人が席を譲るかどうか見ていたのだが、無視していたので、後ろのほうの私が席を立って、譲る素振りをすると安心したように、席についてくれた。少し歩かせてしまったのは悔いているのだが・・。
ペルーは優先座席や銀行や役所の優先窓口があって、体の不自由な人や年配の人や妊婦などに対するいたわりがある方だと思っていたのだが、必ずしもそうでないのだ・・。
公共の交通機関内での席をめぐる争いはよくある・・。
この爺さん、こんだけ元気があれば、立っていられる体力があるでしょ・・。
私もできる限り席を譲るようにしているが、体調が悪い日もある。
ある日、取材に行った帰りバスの座席に座って、疲れていたのでうとうとしていたとき、誰かが腕を叩いて「セニョリータ!セニョリータ!」
といっていた。
通路の反対側の先住民系の女性で赤ちゃんを連れていた。
「アンタ若いんだから、この女性に席を譲りなさい」
その女性とはやはり先住民系の妊婦さんだった。
えぇええ!今日私体調悪いのよ!足も痛いのよ!どうして、他の人に言わないの。
「足が痛いだって?何いっているの?」
有無を言わさず席を立たされた私・・。
私だって若くないのよ。
四捨五入すれば50だしさ・・。
ちなみに席を譲りなさいともちかけた女性の隣にはその夫らしい男性が元気そうに座っていた。
「なんでお前のだんなにいわないんだよ!」
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