6月22日に発火した、リマ、マルビナス地区の商業雑居ビル、リマ中心部、マルビナス地区、ニッコリー雑居ビルの火災。
消火に72時間もかかった火災に要した消防士の数 900名(ペルーではボランティアである)
雑居ビルの火災はペルーでは珍しくない。しかし、この火災で明るみになったのは、ビルの屋上に違法に置かれたコンテナーの中に閉じ込められたまま働いていた労働者ホビ・エレラとホルヘ・ルイス・ワマン。
ビルオーナーが抗議したにもかかわらず、夜の間にどんどん積み上げられたという。
そして、そのコンテナの中では、外側から錠前で閉じ込められたまま、日給20ソーレスで、一日十時間も奴隷まがいの状態で作業していた労働者二人。
昼食のときのみ、外に出ることが許されていたよいう。
火災の炎が迫る中、コンテナーの上部の隙間から服を振って助けを求めている映像もある。煙にかこまれ、死の恐怖におびえながら、席ゴミながら必死にコンテナの壁をただく様子の動画が、携帯電話でや動画は家族に送信されている。
https://www.youtube.com/watch?v=YCkaLU1wRMs
ペルーの消防はボランティアであり、十分な設備がない。はしご車や、ヘリコプターがあれば、消火も速やかにでき、人命救出ができたのだろうが、それもできなかった。
消火されてもまだ熱が残っていて、発火から7日目にして、コンテナーがチェーンソーによって開けられた。
https://www.youtube.com/watch?v=z9ubcm9lL30&t=5s
法医学医師によると、「やわらかい部分がなかった」。すべて焼かれて、遺体が搬出された映像も、ストレッチャーのシートに覆われた部分が、ふくらみもボリュームも感じられない、ぺちゃんこの状態だったのが見て取れた。ミネラル部分のもの遺骸は、死体安置所にあり、身元の判定ではDNA鑑定が必要になるという。
5階部分の所有者はホセ・ファビアン・ファビアンだが、彼がジョニー・コイコに賃貸し、このコンテナで働いていたことのあるものの証言からコイコがコンテナに鍵をかけ、「準奴隷状態」で労働させていたという。しかし、警察はまだこの人物の出頭を命じていない。
コンテナーの中では、中国から輸入した電球や蛍光灯に「PhilipS」のシールを貼り、箱詰めをしていた。
http://elcomercio.pe/lima/policia-cita-personas-encerraron-trabajadores-438413
頻繁に起こる雑居ビルの火災、奴隷まがいの労働の問題がクローズアップされたが、さらにリマ市役所では防災上問題のある商業施設に対して、賄賂を求めて防災照明を発行する職員の存在も明らかになってきた。
ペルーの暗部がすべてそろったような悲劇・・。
悲劇をこれ以上繰り返さないためにも、ペルー人全体が意識を変えなければならない。
潜在的な悲劇の種はペルーにはまだまだたくさん見られる。
いや潜在的な種は顕在しているのだ。
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