3月27日の時点でまだまだピウラの水害被害は広がっている。雨はまだ続いている。
3月27日のピウラの町の状況。ショッピングモールのオープンプラザ、フードコートも水浸し。
El Comercio紙
ピウラ川氾濫後の街の危機的状況
ピウラ川が今日未明にピウラ川が氾濫し、川の水が市の中心まで達した。高等裁判所、ピウラ公務省といったアルマス広場の近辺は浸水した。国立ピウラ大学、ショッピングセンターであるオープン・プラザも同じ状況だ。被害が最も大きいいくつかの地区では水位は1メートル半にも達した。
川の流量は、現在のところ毎秒3216立方メートルに達しているが、この数値は今年リマック川が記録した流量の28倍にもなる。しかし、1998年のエル・ニーニョ現象の間に記録した毎秒4424立方メートルにはまだ及んでいない。
昨日から陸軍と国家警察のメンバーはバホ・ピウラ(ピウラ低地)に居住する世帯すべてを避難させているが、これはその場所がこのような災害に対してもっとも影響を受けやすい地域にあたるからで、なかでもクラ・モリ、カタカオス、ラ・アレナが被害を受けやすい場所である。昨日夜までに300世帯が防災局が整備したピウラの高台に避難をさせられた。今日は国家警察の救助隊が身動きできない人々の救出を続けている。
一方、州知事のレナルド・イルブクは川の水量は歴史的に川べりで防げるレベルを超えていると指摘した。ピウラ市では耕作地6000ヘクタール以上が冠水している。
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