ポジョを食べに行って感じたペルー人は雑誌・新聞をただ読みするということ | PERU day by day改めKansai day by day

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17年住んだペルーから帰国してスペイン語の全国通訳案内士デビューしました。インスタグラムシェアしながら、日常生活や日本の面白いところを紹介していきます。
趣味はランニングとペルーの国民舞踊、マリネラ・ノルテーニャ。


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先週の金曜日、久しぶりに
ポジョ(POLLO=鶏肉)を食べにいった。

チキンといえば日本ではケンタッキー。
ペルーでポジョといえば、
ペルー人が大好きなポジョ・ア・ラ・ブラサ。
(チキンの炭火焼)

「ポジョを食べに行こう」
といえば、ポジョ・ア・ラ・ブラサのことをさすのだ。

夕食を作るのがおっくうだったので、
ウチの近所のポジェリア(ポジョ・ア・ラ・ブラサ屋)
"El Truco del Sabor"(Calle Recoleta)にいった。

普段は持ち帰りをするのだが、
2ヶ月ぶりに入ったので、
フライドポテトの感触を楽しみたく、
その場で食べることにした。

チキンやサラダは持ち帰っても問題ないのだが、
ポテトは家まで5分近い道をもって帰ると
冷めるだけでなく、食べたときの食感が変わってしまうのだ。



サラダとアグアディートいう鶏がらと野菜のコリアンダー風味のスープ。
ここのサラダはシンプルだが、
ソース類がよい。
特にレモンと唐辛子とタマネギとハーブのドレッシングは
スープに入れてもおいしい。

そして8分の一サイズのチキンとポテト


これで6ソーレス。
安い割には上品感のある味。
フライドポテトも旨い。

最初は持ち帰るつもりで、
出来上がるのを待っている間の時間つぶしに
雑誌を持っていったのだが、

頼んだ時点で気が変わり、席についた。

席に雑誌を置いてサラダビュッフェをとっていると、
「これ君の?」
と暇そうにしている店員の男の子に訊かれた。

わたしのだけど、あとで読むの。
「貸してよ。ちょっとだけ」

彼は隣のテーブルについて読み始めた。

いや、見始めた。


とチキンを食べながらちらちらと彼を見ていると、
写真しか見ていない。

読んでいない。

そうなんだよなあ。

職場でもヒマつぶしに雑誌や新聞を持って行き、
何気に机においておくと、
人に読んでいいかと許可をえる前に
勝手に開いて読み、いや、見始めるのだ。

おいおい、それ私のやねんけど。

「雑誌貸して!」

といわれて貸してやると、
パラパラとページをめくり始め、
数分で
「もう読んじゃった!他にないの?」

読んでへんやんけ!見てるだけやんか!

と突っ込みを入れたくなってくる。

そういえば、キオスコ(新聞雑誌販売スタンド)でも
スタンドにかかっている新聞の一面だけ読んで、
買わずに済ませる連中も多い。

私が新聞を買っていると、

「そこどけ!読めないだろ!」

と叱責されてしまったことがある。

お前、買えやあ!!!!

ペルー人はただで情報を得ようとする・・。
本もコピー本を入手したり、
映画は海賊版を買う・・


そんなことを考えているうちに、
お客さんが増えてきたのか、
店員は雑誌を見るのをやめ、
感謝のそぶりも見せずに私に雑誌を返した。

普段はポテトを残すのだが、
久しぶりに食べたカリッ、フワの食間を楽しむために、
全部平らげた。

おいしかったけど、
でも、どこか不満が残ってしまった。


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