女子バレーの人気者、
代表監督もつとめる、ナタリア・マラガ女史が
UCV対レガタ・リマの試合の
作戦タイム中に対戦相手レガタ・リマのチームの選手を
リャマと評しているのをカメラは見逃さず、
この発言を人種差別的表現と指摘し始めたのだ。
「La llama pega diagonal!
リャマは対角線上に打つ!」
発言はビデオ中の01:37
リャマと称されたのはアンヘリカ・アキノ選手。
アキノ選手とはこのような顔をしています。
(これとは別件のインタビュー)
リャマを先住民系に対する人種差別的表現と解釈するものもいるのだが、
彼女の顔を見ても・・どうもあたらないし・・。
面と向かっていっていないこともあり、
本人は
「怒ってはいません、ただこの場面には不適当な発言ですね」
とこめんとをしている
人種差別的罵りが街にあふれているペルー。
ネグロ
チーノ
チョロ
使い方によっては愛称ともなり蔑称ともなる。
当然、文脈と口調でどちらかはわかる。
アフリカ系人種をゴリラとかサルと呼ぶのは差別的表現とみなされる。
いや表現だけでなく、実際に差別はペルーにはあふれている。
しかし、差別的表現狩が厳しくなったのは、サッカーの試合が原因。
3月1日にクスコのガルシラソ・スタジアムでの
シエンシアノ対フアン・アウリッチの試合で
地元シエンシアノのファンが
ファン・アウリッチの黒人選手、ルイス・テハダを
人種差別的表現でやじったのだ。
激怒したパナマ人のテハダ選手はピッチを去ろうとし、
試合放棄のためにイエロー・カードを受けることになった。
しかし、この光景がニュースで
流れ、非難は差別をするシエンシアノの側に向き、
サッカー協会から制裁をを与えることになった。
-3月15日のデポルティボ・ムニシパル戦は観客を入れない
-38000ソーレス(約148万3000円)の罰金
この試合が原因で、
ペルーのメディアでは人種差別的表現を厳しくチェックするようになった。
ソーシャル・メディアが差別的表現を指摘する動きが高まってきた。
ただ、果たして言葉の魔女狩りだけで
この国の人種差別はほんとうになくなるのか、
疑問ではあるが・・
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