ペルー最大のダンス大会。マリネラ世界大会の王座は金で買え! | PERU day by day改めKansai day by day

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17年住んだペルーから帰国してスペイン語の全国通訳案内士デビューしました。インスタグラムシェアしながら、日常生活や日本の面白いところを紹介していきます。
趣味はランニングとペルーの国民舞踊、マリネラ・ノルテーニャ。

来週からペルー北部の都市、トルヒージョで
第55回 マリネラ全国大会 (Concurso national de Marinera)が行われます。
第51回の2011年度より、世界大会(Concurso mundial)という呼称もできましあt。

かくいう私も過去二回出場したことがあります。
が、最近は決勝をテレビ観戦を決め込んでいます。

ただ、テレビで観戦しようが、大会会場のチムー体育館で観戦しようが、
毎年必ず感じるのが、
「どうしてこのペアが勝つのよ!」
という裁定に関する疑問。
最近では不信感というよりも諦念にかわってきましたが・・。
なにしろペルー人がやることなので、物事はクリーンにいきません。

まだマリネラ初心者のころ、初めてテレビ観戦した
2007年のコンクール大人の部で
ジーノ・モラレスとカロリーナ・ベタンクールが勝ったのを見たときに
どこかおかしいと思ったのです。



そして2009年に私が初めて出場したときも大会も、
チャンピオン・オブ・チャンピオンズ(過去の各カテゴリーでのチャンピオンが競い合う)でジーノ・モラレスとロシオ・コジャンテスのカップルが勝った時は会場全体がブーイングの嵐。



(なぜかいつもジーノは怪しい勝ち方をする!)
私もブーイングしました。

先生でもある私の友だち(同大会大人の部4位)が
「あのペアを除いて皆チャンピオンの資質はあったわ」

まったく・・。不透明な裁定・・。
その前日、マリネラのアカデミーによるパレードの最中に耳にしたことを思い出しました。
「XXが払った」
チャンピオンの座がカネで動くことをそのとき初めて知ったのです。

それ以降、会場で見ようが、テレビ観戦しようが、どう見てもベストなダンサーとは思えないのが、1位に選ばれるケースが増えてきたように思います。

そして毎年、最終決勝が腐敗していて、見る価値がない・・と知りながらも、夜中まで続く中継をまた見てしまい、不愉快な気分で床について、翌日の寝起きが悪くなるのです。
マリネラコンクールの観戦はときに精神衛生を害してしまいます。

昨年の大会はまったくひどいものでした。
まともに文句なく勝ったのはジュニアの部のみで、
他のカテゴリーはほとんど???
大人の部、シニアの部、マスターの部は決勝に残った三組で
もっとも下手なダンサーが優勝しました。

さらにささやかれたのが、青年の部とインファンティルの部の不透明さ。
女性ダンサーの中でも評価の高いスサナ・サンチェスと
中国系のマウリシオ・ウォンが青年の部で優勝したのですが、
男性のウォンはスーパーマーケットの経営で有名な富豪の子息で、
それほどうまいダンサーではありません。
そうしたことから、勝ったのはウォン家が
主催者のリベルタド・クラブに資金援助をしたからだと考えられます。
さらに10歳から13歳のインファンティルの部で
スサナ・サンチェスの弟が優勝したのもウォンの息がかかったのだと皆語っています。

誰がどう見ても2位のペアのほうがはるかにうまい。
これは私一人の考えではなく、マリネラ・ノルテーニャを踊るダンサー、愛好者がすべて感じていることです。


とっくの昔から感じているのはマリネラ・ノルテーニャの競技会において
もっとも権威のある大会のチャンピオンが
必ずしもベストなダンサーではないということ。
ベストなダンサーは他のダンサーが初めて決めるのだということ・・


これを書こうと思ったのは、
私の好きなダンサーの一人がシニアの部で優勝するといううわさを耳にし、
さらにその理由がパートナーが金持ちだから・・というのを聞いたからです。
つづく・・


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