うかつだったのかな?
いつも歩くときには前後左右に注意を払っている。
不振な人間が近づいてこないかどうか・・
後ろから聞こえてくる足音にも振り向く。
歩いているときもジョギングしているときも・・
でも、昨日はいきなりだった。
クスコでもおハイソなマヒステリオ地区の
裏手を歩いてるとき、手の甲に何かが当たった。
「車に当たったんだ。危ないところだった」
そう思った瞬間、ショルダーバッグの肩ひもが引っ張られる感覚があり、
左半身がかたむいて、倒れかかった。
赤い軽自動車が私の脇を猛スピードで通り抜けるのを見た。
手の甲に痛みを感じる。
やられた!
走る車から手を伸ばして私のショルダーバッグを盗もうとしたんだ。
幸いにも泥棒の手からショルダーバッグのひもはすり抜けてしまった・・。
何も盗られなかった・・・。
でも、下手したら車に引きずられて大怪我をしていたかもしれない。
ショルダバッグに入っていたのは弁当箱だけ・・
財布は上着の内ポケット・・。
でも、転倒してしまったら、身ぐるみはがされていたかも・・。
手の甲の痛みに、
「明日ジムでトレーニングできるかな?」
そんな心配をしながらも 、
油断もすきもならないペルー社会に
あらためて怒りを覚え始めた。