濱嘉之さんの『院内刑事 フェイク・レセプト』を読みました。

 

 


川崎殿町病院リスクマネジメント担当顧問の廣瀬は、院内の看護師の中から1名を、自らの部下に引き入れる。
さらに、神奈川県警の中途退職者2名もリスクマネジメント担当として受け入れる。
院内では、医療費未払い問題や有力国会議員の出産など、次々に面倒ごとが発生するが、再構成されたメンバーでそれらの事案を乗り越えていく。



「院内刑事シリーズ」の3作目です。

私は、病院で自らが嫌な思いをした、させたという経験がないのですが、このシリーズを読んでいると、病院で働く人たちもなかなか大変そう。
そりゃあ、警察OBの力も借りたくなるわと思うのですが、本当に警察OBをリスクマネジメント担当に置いている病院って、どれくらいあるのでしょう?

今回の話では、廣瀬の下に3人の新しい部下が。
院内で発生する事案には、この新しい3人が主に担当する形になりました。
優秀な人ばかりを引き抜いているので、当然結果もついてきます。
これまで他薦で受け入れてきた警察OBとは、ひと味もふた味も違うようですね。

ただ、やっぱり政治家のサンズイ(汚職)や、暴力団、マフィア関連の話になっていくところが、濱嘉之さんらしいかなぁと。

パワーアップした院内交番に、これからも期待です。
 

 

 

 

 

 

過去の「濱嘉之」記事

 

 

 



過去の「院内刑事」記事

 

 

 


にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村
coralの読書記録 - にほんブログ村