濱嘉之さんの『警視庁情報官 サイバージハード』を読みました。

 

 


秋葉原駅前に設置された銀行ATMのプログラムが不正に書き換えられ、多額の現金が奪われた。
ATMのシステムには、上海のサーバーを経てアクセスされていることが突き止められた。
欧米のATMでも、同様の事件が発生する。
万世橋警察署長の黒田純一は、警察庁長官特命捜査主任官を兼務し、世界規模のサイバーテロに立ち向かう。



「警視庁情報官シリーズ」の第5弾です。

所轄の署長になってしまった黒田をどう使うのかなぁ?と思っていたら、警察庁長官特命捜査主任官を兼務させ、情報室を含めた合同捜査本部のトップに据えてしまうというウルトラC。
こんな配置って本当にあるんでしょうか?
できる人のところには、仕事が降ってくるってやつでしょうか。

事件の発端となった銀行ATMの事件は、下ろした金額の10倍が出てくるというもの。
個人的に稼ごうと思えば、かなり稼げそうですし、社会を混乱させようと思えば、とてつもない混乱に陥らせることができそうなのですが、犯人にその気はなかったみたい。
あくまでも、手始めだったんですね。
それだけに、その後に控えているものの事の大きさが想像できてしまいます。

所轄の署長を務めながら捜査本部も率いた黒田ですが、公私共々、大きな変化がありそう。
次回作は、どんな展開になってしまうんだろうなぁと、今から興味が尽きません。

 

 

 

 

 

 

過去の「濱嘉之」記事

 

 

 



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