濱嘉之さんの『警視庁公安部・青山望 頂上決戦』を読みました。

 

 


特急列車の中で、女性がフグ毒によって殺害された。
身元を調べると、女性は元岡広組のナンバー3・清水保の義妹。一緒にいた男性は元岡広組の構成員だった。
ヤクザ同士の利権争い、中国マフィアの勢力争いなどに、青山ら同期カルテットが対峙する。


「警視庁公安部・青山望シリーズ」の第7弾です。

毎回、圧倒されっぱなしのこのシリーズ。
今回もついていくのがやっとで、先の展開を読む余裕がありませんでした。

暴力団や中国マフィアを警察内部から見ると、こんな風に見えるのかと、目から鱗が落ちる思い。
さらに、捜査に使用される技術がすごい。そんなことまでできるんだ!と思うのですが、この作品が刊行されたのは2016年なので、今はさらに進歩しているんでしょうね。
私は情報系の出身なので、そのあたりの技術が気になってしかたありません。

前作『巨悪利権』で見合いをした青山望と武末文子。
交際は続いているようですが、会話の内容がなかなか…
結婚すると、肝っ玉の据わった妻になりそうな気配がプンプンとします。

『巨悪利権』のときに襲われた龍に続いて、同期カルテットにさらなる危機が。
反社会的組織にとって脅威になるということは、自らにも跳ね返ってくるということでしょうか。
こういった事件の連鎖は避けてもらいたいところですが…

 

 

 

 

 

 

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