国を守る事について | あめのむらくものブログ

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「今日の格言・名言」と その日の出来事

最近近隣諸国が色々と騒いでおります、私極端なナショナリズムの持ち主ではありませんが
このところの事は黙って見ていられない。

日本は島国、人口の大多数を占める太平洋岸にいると他国を意識する事は少ないのですが、
私の生まれ育った福岡県は夜になると地元のラジオよりも中国語・韓国語の大出力放送が
ガンガン入って来る、地元の放送局は混信の中にうずもれてしまう。

出張で行ったノシャップ岬から見える対岸の陸地はロシア領、
自国と他国をこの目で見て来た(パスポート持った事無いので外から見てません)意見です。


自国の権利を主張する範囲で新聞で見聞きするのは領海(領空)と排他的経済水域の二つ。
このお話をする前に海の上での距離感「1海里」について正確にご存知の方はどれだけいるでしょう?
1海里の基準は地球の緯度の1/60、つまり1分  これをメートル法に換算すると1,852m
領海と領海は同じ距離で立ち上がる壁でその距離は12海里、メートル法で22.224kmになります。
この距離長いと思います? この22kmを地上に当てはめてみましょう。


関東地区
 羽田空港のターミナルビルから南東方向に3本の煙突が見えます、千葉県木更津市の火力発電所
 ここまでがちょうど22km
中京地区
 名古屋駅から四日市市役所までの距離が約22km
関西地区
 大阪城から神戸ポートアイランドの中心までが22km
中国地方
 広島平和公園から呉の先の音戸の瀬戸までが23km
四国地方
 愛媛県今治市から同西条市まで23km
九州地方(丁度良い距離感が無いんだな)
 鹿児島中央駅から桜島の頂上までが11km(く、苦しい(笑))

地上で見ると遠く感じますが、羽田空港の屋上から見ると木更津は目と鼻の先、
「我が国の領土だ!」と国際法的に胸張って言えるのはこの範囲なんです。
よくニュースなどで航空自衛等のスクランブル発進と聞きますが、国籍不明機が入って来そうな時に
「ここから先はダメよ、進路反転しなさい」と優しく言ってあげているのが現状です
(武装は持っていますがあんなもん街中の警察官の拳銃と同じ位の抑止力)
ごくふつーの旅客機は巡航中音速の85%で飛んでいます、毎分の飛行距離は16km
領空横切るのには2分かかりません。

じゃあ船は? 普通の漁船で領海外から岸に付けるまで30分ちょっと(20ノット時速38km換算)

この距離感どう思います?
小笠原の密漁は目と鼻の先でやられているのがおわかりでしょう。

日本の主権の及ぶ範囲で行われている密漁と言う犯罪、船尾のスクリューを狙って砲撃して
足止めた上で検挙して日本の国内法で裁く事に何の問題がある?
船首の前に命中しないように警告射撃でもいい。
ある程度の火器は曳光弾と言う4発に1発の割合で赤く燃えている弾が飛ぶ、どこからでも見える。

既成事実と弱腰を見ると大きな顔して「我が国に領有権アルネ」と主張しかねないどこぞの国に
これ以上のさばらせる事は無い。
どこかの党が人権を主張して来るでしょうが法律を守っての人権である事をお忘れなく。


ある事柄を自分の都合の良いように解釈して国の外と中から責め立てて「もしかしたら悪い事?」
と言う相手の言いなりの外交はこの辺で止めにしよう。