山崎の戦い
【時期】1582年6月13日
【場所】山崎(京都府と大阪府の境)
【交戦勢力】羽柴秀吉vs明智光秀
兵力8千
※備中高松城攻撃時は3万だったが
宇喜多勢他は秀吉の
直属の兵ではないため
【戦争の目的】
主君、織田信長を討った
逆臣の明智光秀を成敗し
自分が織田家の実権を握るため
【明智軍】
総大将:明智光秀
兵力1万3千
【戦争の目的】
織田信長を討ち果たし
自分が天下統一を目指す
その為に主君の敵討ちを
名目に反抗する秀吉を迎撃する
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明智光秀軍の強さの特徴①
【親戚多い】
・細川家
光秀の娘、細川ガラシャが嫁いでいて
親戚関係が強い
動員可能兵力1万
・筒井家
細川家同様娘が嫁いでいる
昔、大和郡山城の城主に
推薦してもらい光秀に大恩がある
動員可能兵力1万
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明智光秀軍の強さの特徴②
【部下が多い】
もともと光秀は畿内総司令官として
京都・大坂周辺の織田家の家臣を
統率していたので部下が多かったのだ
特に
摂津三人衆
※イメージです
・池田恒興
・高山右近
・中川清秀
は合計動員可能兵力1万
つまり光秀の予想戦力は
直属兵 1万3千
親戚兵 2万
摂津兵 1万
合計 4万3千人動員可能
秀吉の8千の5倍強の兵力があった!
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あなたが秀吉の立場ならどうやって攻略しますか?
①北陸方面の柴田勝家軍と
東海道方面の徳川家康と
3方から包囲殲滅する
②まず、細川家と摂津三人衆を
説得、制圧し自軍に取り込み
光秀の戦力を削り決戦する
③朝廷から光秀討伐の大義名分を
もらい、そのうえで自分が官軍
として光秀と決戦する
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戦史を見てみましょう!
秀吉の戦略①
【偽手紙】
秀吉が摂津三人衆に送った手紙
※その「手紙」が変えた日本の歴史
リイド文庫参照
↓↓↓↓
(現代語訳)
ただいま京都からの使者の報告によると
上様(信長)と殿様(息子の信忠)は
いずれも明智光秀の難を切り抜け
生きています
近江の膳所ケ崎へ逃げられ
警護の任にあたった福富秀勝が
明智軍を三度撃退し
上様はご無事です
まずもってめでたいことです。
私も急ぎ姫路に帰城しますので
油断せずお願いします。
羽柴秀吉
「敵をだますにはまずは味方から」
秀吉は②の
まず、細川家と摂津三人衆を
説得、制圧し自軍に取り込み
光秀の戦力を削り決戦する
その為に細川・筒井・摂津衆に
偽手紙を乱発したのだ!
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秀吉の戦略②
【大義名分】
信長の敵討ちと豪語
しているが秀吉は農民上がりで
人望も薄かった
大義名分に信憑性がなければ
意味がない
※事実、自分が天下人になる為の戦だから
本来なら朝廷からもらいたいのだが
京都は現在光秀の支配下なので
秀吉は決戦、前に奇策に出る!
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<決戦直前>
秀吉はいっこうに攻撃命令を出さなかった!
秀吉は
黙して動かず
いらだつ味方の疑問にも微動だにせず
秀吉はある人物を待っていた
---2時間後-----
織田信孝(信長の3男)
秀吉:
お待ちしておりましたぞ
信孝様、丹羽殿
信孝:
待っていただと
この私をか?
秀吉:
当然でございます!
このたびの戦は
本能寺で亡くなられた
信長様と信忠様の敵討ち
卑劣極まる
明智光秀に天誅を下す
正義の戦
ならばその大役を果たすは
秀吉にあらず
織田家の正当なる血を引く
織田信孝様が総大将以外
考えられませぬ
さあ総大将は信孝様でございます
号令を!
信孝:
わかった
皆の者・・・逆臣
明智光秀めの首を討ち取るのだ
かかれ!
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(杉原作動画)
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