三島から韮山反射炉に行ってみました。
国道からちょっと山の方に向かうと、
整備された公園になっていて、そこに反射炉が立っていました。
周りには民家などは見当たらないので、元々離れた場所に建てられたものなんでしょうね。
資料館のシアターで説明を見てから反射炉へ、
補強の鉄骨が目立ちますが、3年前にも補修されたようで耐火煉瓦も白くて綺麗でした。
資料館に使われなくなった後の明治初期の写真がありましたが、放置されて一部崩れて草に覆われていたのを明治政府が保存のためにいろいろ修理したそうです。
この反射炉、
L字に建てられています。
これまであまり気にしたことがありませんでしたが、こちら側に設置された「大砲の鋳型」に溶けた鉄を一気にたくさん流せるよう(4か所の高炉から一度に流せる)に考えられたものだとシアターの説明で知りました。
重い大砲を移動させるのに水車を動力に使う等、他にもいろいろな工夫があって昔の人の知恵に感服しましたよ。
まさに日本の近代的モノづくりの原点ですね。
モノづくりが好きな私には興味深い史跡。
真っ青な空にそびえる反射炉、これからも大事に残されて行くでしょうね。