前回のブログで
敬語は 言葉で相手をもてなすものだ という話をしました
おもてなし という言葉は 東京オリンピック誘致で
すっかり 日本人の共通言語になりました
日本人の強み とも言えます
強みを伸ばすのは 特性を生かすための良い方法です
一方で 私は それだけではないよね…
というか何でも「おもてなし」で表現していて
危ういというか 若干 偏っている気がしています
私は 瞬時に考えをまとめてわかりやすく伝えるというを
トレーニングする立場なので
「瞬間の対応力が大切」 という考えです
瞬時の対応力は
定型スキル 所作や礼儀といった 敬意表明
個人の行動パターン 個性や特徴
メインディッシュ(本質)へのアプローチ と考えています
そもそも ことばの確認をしますと
「もてなし【持て成し】」(広辞苑)
①とりなし。とりつくろい。たしなみ。
②ふるまい。挙動。態度。
③取扱い。あしらい。待遇。
④馳走。饗応。謡曲。八島。
私たちが日ごろ「おもてなし」と言っていることは
人の言動でいうと 動作やシステム つまり
行動・礼儀・敬語の割合が 高いように思います
動作やシステムは 文化的な影響が大きいところです
それから
おもてなしは 環境準備の要素も多くて この点については
設い(しつらい)と言えます
「しつらい」(広辞苑)
①設え整えること。飾り付けること。設備。設え。
②請客饗宴・移転・女御入内その他、晴れの儀式の日に、
神殿の母屋および庇(ひさし)に調度類を整えること
「おもてなし」「しつらい」はあらかじめ準備する要素で
文化やシステムで共有知になっているもので
日本文化の中で 維持されています
茶道や華道 剣道や柔道 など 道の文化も
その場ですぐできるものでは ありません
鍛錬あっての 動作と心構えです
何本か 「おもてなし」に関する論文を読みましたが
外国人は 日本人のもてなしやしつらいに 評価が高い一方で
実際のパフォーマンスに 要望が出ているとの
結果がありました
外国人の知人が 初めて日本を訪れたとき
日本の人は 誰もが優しい どこでも優しい
と言っていたのは 強みが発揮されているから
相手に親切にする という前提条件の中で行われていること
ところが ビジネスの場や 難しい状況においては
良い人だけでは 通じません
ことばが通じない(英語以外の言語はさらに通じない)
交渉の決断を その場でせずに 一度持ち帰る
言っていることが明確でなく あとで事実を出してくる
等々 その場での意思決定や情報共有に難があると
いう指摘は 調査や論文でもいくつかあります
心地よい環境を整えることは 強みではありますが
対話によるその場での本質対応については
改善の余地が あるのではないでしょうか
今日もまた 考え、研究中。