田舎暮らしの「こにょぴん」の領地は600㎡。
ランドマークは、三角屋根から薪ストーブの煙突が、にょきっと突き出た延床200㎡の山小屋風ログハウス。
シンボルツリーは、幹周り30cm、背丈6mを超えるモミの木。
10年前、このモミの木は、背丈1.5mのクリスマスツリーとして家の中で華やかに飾られていた。
役目を終えたころには、葉も枝も茶色くなって枯れ死寸前状態で、ダメモトで庭に「地植え」したもの。
それがどうだろう!今では、緑々として末広がりにすっくとそびえ立つ立派なモミの木に成長した。
並びのビワの木も、食べた後に「ぺっ!」と捨てた種が芽吹いて4mほどにも育ち、多くの実を付ける。
陽、風、水、土、生き物、自然の力と生命力に歓喜!
ラズベリー、ブラックベリー、ストロベリー、チェリー、ビワ、クワノミ、ピーチ、レモン、ネーブル、ユズ、キンカン、
ダイダイ、スイカ、キウイ、ヒメリンゴ、トマト、パプリカ、ピーマン、シシトウ、エダマメ、ソラマメ、ナス、
キュウリ、ゴーヤ、ズッキーニ、カボチャ、ダイコン、ジャガイモ、サツマイモ、タマネギ、ネギ、キャベツ、
レタス、サニーレタス、カキナ、ミズナ、オオバ、ミツバ、パセリ、イタリアンパセリ、セージ、オレガノ、タイム、
ローズマリー、レモングラス、ジャスミン、ぺパーミント、スペアミント、バジル、ルッコラ、クレソン・・・
畑から一年を通して受ける「恵み」の数々。
『自然は無限に分かれた神である。』18世紀のドイツ詩人シラーの言。
作物や果実を、引き抜いたり切り採ったりして収穫する瞬間に「神の宿り」のようなものを感じる。
大げさではなく、「育ちと恵み」はそれほど神秘的だ。
「自然」とは、当たり前のようであって、当たり前でない!「すごい営みのサイクル」なのだ!
このありがたい「自然の恵み」に感謝して、おいしく頂戴するレシピを紹介しましょう!
自慢のオリジナルメニュー、名づけて「太陽と畑の田舎風スープ」!
フレンチでは「ラタトゥイユ」、イタリアンでは「カポナータ」風野菜の煮込み。
まずは、「だしとり」から。洋風っぽい料理なのに「だし」とは?
この「だし」がおいしさのポイントなのです。
一番の昆布と二番の鰹節を一緒にした「1.5番だし」をとります。
水1ℓに対して、煙草の箱くらいのサイズのやや肉厚の昆布1枚、鰹削り節20gを入れて30分ほど置く。
漬け置いたものを煮て、あくとりをしたら火を止め、5分ほど休ませてから濾して仕上がり。
次に、この「だし汁」にタマネギ1/2個とニンジン1/2本のみじん切り、椎茸3個のスライス、シメジ2Pを入れて
煮て、あくとりをしたら「雑炊スープ」の出来上がり。
この「雑炊スープ」に白米や玄米を加えてひと煮たちさせ、ミツバを散らせば「山小屋風雑炊」になります。
あれ、「太陽と畑の田舎風スープ」の前に一品完成してしまいましたね!
さて、これより!昆布のグルタミン酸、鰹節のイノシン酸、椎茸のグアニル酸などの「うまみ成分」がたっぷり詰まった「雑炊スープ」と野菜たちとの競演となります。
① ズッキーニ、パプリカ(赤、黄)、ナスを一口サイズにカットする。
② 鍋にオリーブオイル、ニンニク2片を包丁の腹でつぶしたものを入れ、加熱する。
(180℃以上加熱するとニンニクのにがみ成分が出るので注意!)
③ カットした野菜を入れ、しんなりするまで炒める。
(軽くグリルしても油通ししてもOK)
④ トマト水煮(つぶすかカットする)と雑炊スープ(タマネギ、ニンジン、だし汁のみ)を1対1、ローリエ1枚を
入れてコトコト15分くらい煮込む。(あくをとる) * 素材や作る量によっては30~60分くらい煮込みます。
⑤ ヒヨコ豆、レンズ豆、赤インゲン豆の水煮(豆はお好みで!)、バジルとオレガノの刻みを入れて
2~3分煮たら「太陽と畑の田舎風スープ」の出来上がり!!
ホクホクお熱いうちに召し上がれ!
* 少し煮詰めて水分を減らしたものは、トーストした食パンやドックロールにはさんで「ホットベジサンド」に!
バゲットのスライスにガーリックバターを塗ってトーストしたものにのせて「ブルスケッタ」に!
ライスやパスタとからめても、おいしいこと請け合い!!
ルアーフィッシングでシーバス(スズキ)が2匹釣れた!ので お魚料理も2品!
まず一匹は、シンプルに新鮮さを味わう「カルパッチョ」に!
三枚におろしたら、尾の方(弾力がある!)から包丁を寝かせて手前に引くようにして薄く切る。
一枚づつ皿に盛って、重ならないように敷き詰めてゆく。
高い位置から塩をひとつまみ、低い位置からコショウを少々ふり、皿全体にまんべんなく下味をつけ、
レモン汁、エクストラバージンオリーブオイルをかけて、手でヒタヒタとなじませる。
トマトは細かくサイコロカットに、万能ネギ(アサツキ)はスライスに、長ネギ、ミョウガ、チコリ、ニンジンなどは千切りにして、ボールなどで塩、コショウ、レモン汁、エクストラバージンオリーブオイルとあえておき、トッピングして完成。
もう一匹は、まるごとダイナミックに「香草焼き」に!
ウロコと内臓を取り除き、両面に切り込みを入れ、腹の中と全体に塩をして10分くらい置く。
(下味がつくとともに身も締まる)
全体に強力粉をまんべんなく薄くふりはたく。(皮はパリット!身はフックラ!の極意!)
フライパンにオリーブオイル、ニンニクのみじん切りを入れて炒め、火を止めてローズマリー、タイムを1枝、セージを1枚入れ、余熱を通す。
ニンニク、香草を腹の中に詰め、フライパンに移し、皮がパリット焼き色がつくまで両面を焼く。
皿に盛ったら、イタリアンパセリをちらし、レモン汁、エクストラバージンオリーブオイルをサッとかけて出来上がり!
イサキ、アイナメ、キンメダイ、アジなどでもお試しあれ!
キリッと冷えた、良く磨かれた吟醸酒かセッコの白ワインで乾杯!
畑のレモンやオレンジが色づき、西風が強まってくると、温暖な伊豆もいよいよ冬本番!
山から猟犬の吠えと猟銃の銃声がこだまするようになると、捕りたての猪肉や鹿肉のおすそ分けが届きます。
今度は焚き火とダッチオーブンでワイルドな「ジビエ料理」といきますかー!
まさに、
田舎暮らしと自然のサイクルとのシンクロ!
地産地消の極みなり!


