伊豆の田舎。
西からは潮の香乗る風。東からはマガモ戯る川のせせらぎ。
フィンランド産のラップランドパイン材で組まれたログハウスに柿色の落陽があたる。
紅葉のパッチで彩られた雑木の山々。わら穂積まる田園。
井戸に釣瓶を落とすがごとく足早に熟してゆく黄昏。
ほっとする。ひと恋しくなる。家に帰りたくなる。
空のグラデーションに心もシンクロしてゆく時間。
そろそろダッチウエストの鋳鉄製ストーブに火を入れようか!
燃料をひとかかえ持ってこよう!
燃料は薪。つまり木。
木であればどんな種類でもよいというわけではない。
適しているのはブナ、ナラなどの広葉樹。
同じ体積でも目がつまっているので、得られる熱量が針葉樹の数倍あり、火持ちがよい。
マツ、スギなどの針葉樹にはヤニなどの樹脂が多く含まれ、完全燃焼しないとクレオソートなどのタール分が発生し、ストーブ本体や煙突に付着するので好ましくない。
天城山々を背にしているので、薪の確保にはさほど困らない。
山仕事や土木仕事に従事している知人に声をかけておく。
この辺りでは、ブナ、ナラにくわえてサクラ、ケヤキ、イチョウなども多い。
チェーンソーでストーブに入るサイズに玉切りし、アックス(斧)で割って薪にする。
買うとひとかかえ5~600円くらいするので、時間のあるときにぼちぼち割れば、体も心も財布も温まる。
『火のある暮らしがしたくて田舎に移住した。』
『スイッチをつければ点火する電気、ガス、石油器具などと違って、手間がかかるからこそ夢中になる。』
『シェルパ斎藤』ことライターの斎藤政喜さんの著書のなかの一節。共感!!
便利になった「火のある暮らし」。
「パッチン!」ではなく「火の儀式」を大切にしてみよう!
「陽」と「火」にはなんともいえない「癒し」があり、ホッコリとした「心地よさ」を感じる。
「大人の火遊び!」
まずは、焚き木拾いから始めて、火熾し、焚き火、珈琲豆焙煎、ダッチオーブン料理、石釜でピッツァ、パン焼きなどなど・・・・手間とスローなひとときを満喫!
なお、「大人の火遊び」は火の扱いと後始末には十分に留意すること!火の用心!
直火は土中のバクテリアへの影響など環境に与えるダメージも考慮して!
「メラメラ
パチパチ
」田舎で「大人の火遊びを」楽しもう!



