早春、雪解け後に咲く花を探していた。そういうときは種屋のタネ袋はあんまり参考にならない。うちは砂丘未熟土の強風豪雪地帯だから条件が例外的すぎる。そういう時に一番参考になるのは近所の雑草になるってわけ。

小さな花畑と言えるくらいに群生していたのはヒメオドリコソウとアブラナ科のなんなのか分からない花だった。ヒメオドリコソウは畑のそばに咲いていたけどアブラナ系のこの黄色い花は近くでは見なかった。
ヒメオドリコソウの種をあえて採種して蒔くのは面倒だし買うと逆に高額なので勝手に参入するのを待つことにしつつ、キザキノナタネと小松菜の種を10月に入ってからばら撒きした。

発芽を確認し、雪が積もってからは畑への道が除雪されないので春に見に行ってみたら小松菜がロゼット状に元気そうに生育していた。キザキノナタネは推奨される播種時期を過ぎているのもあってとても心細い見た目で生きていた。これらは蜜源として播種したのだけど、緑肥として使われるキザキノナタネよりも野菜として収穫されることを前提としたなんかの小松菜の方がこちらが想定する最速の開花を元気にしてくれるとは意外だった。遅れて背丈も低く弱々しいけど、ちゃんと開花したキザキノナタネと交雑していい感じに勝手に毎年咲いてくれることを期待している。

覆土もせずに10aの不耕起実験区にタネ袋からばら撒いたネモフィラが1輪だけ咲いている。こういう驚きが毎日あるのはとても幸せなことだと思う。


不耕起無農薬無施肥でもにんにくの早春の立ち上がりは問題なかった。にんにくに関しては問題ないというよりも農薬、肥料ありの耕起区よりむしろ強く見えた。これはにんにくでお金を稼いでいる僕としては強く記憶に残ることだろう。