社台サンデー募集馬ツアーに行ってきましたよお。
前日は、新千歳空港に朝7時半集合やで!と言われて軽く絶望しつつ21時就寝。
当日朝は天候が崩れないことを祈りつつ、品性を疑われないラインは守りつつもできるだけ楽な服装で空港へ。今回待ち受けるは11台のバス。大型バスの定員は45名なので、400〜500名弱の人間さんが集まったことになる。新千歳空港も迷惑であろう。
で、うま。
これがフツーなことなのかもしれませんが、私のようなドシロウトが見ても分かるくらい皆さん粒揃い。平均点が高いというか、日本の馬産ってすごいんだあーと感心しました。ここまでくると後は出資者の趣味と厩舎で選ぶしかないんじゃないかなあ。
そんな中でも「アレは中々カッコいい!」というのが一頭。ヤンキーローズの23。アレは10人中9人がいい馬って言うよ。
その他、ホシちゃんのイチオシの「デカいのに動きがもっさりしていない」典型的キタサンブラックっ子のピノの23やアルレ兄さんオススメのミスエーニョの23を見たりしてましたが、やっぱり避けて通れないのがこの子。
クロノジェネシスボーイ。
もう二度とこの距離で見ることはないので見ておくか、ついでに写真も撮っておくか、とパシャり。「やっぱりこうみるとプロの写真ってすごいなあー全然上手く撮れないよー(当たり前じゃ)」と言いながら振り向くと、ホシちゃん、少し離れたところで、じっと馬を見つめて立っている。その顔には生気がない。私が近づくと、「もう(ここは)大丈夫、あっち行こう」と踵を返す。「ピノもなぁ、実績がな...やぱミスエーニョかな...」という声も覇気がない。
ぽやーとした表情もぴょんぴょん飛び跳ねるように歩く感じもママ似だし、肩や胸周りのゆったりした感じ、お尻もホシちゃんの好みど真ん中。私にはわかる、ピノやミスエーニョも素晴らしい馬ではあるが、今本当に欲しいのはこの450万ボーイなのだろう。
でもないものはないのである。
諦めるしかあるまい。
その後も「グローサートラウムとネアセリーニがすっごく勝つかもしれないので、それで450万用意できるかもしれない」
と、途方もないドリームとらたぬをぶち上げて元気になってみたり、
「450万は流石に身の程を超えている」と正気に戻ってみたりと情緒がお忙しいご様子。こちらとしてもかけてやる言葉が見つからないゼ...と思いながら、お昼ご飯会場へ。豚汁と高級弁当をかき込む。しょんぼりとしたホシちゃんが可哀想だったので、カニ爪フライをあげる。
こういうのでいいんだよ
午後は社台ファームを中心に見学。これは偏見なのですが、午前のノーザンファームは、全体にピリッとした雰囲気だったけど、社台ファームの方が若干ほんわかしてますわね。あと、社台ファームではなぜかお茶が振る舞われる。
午後のホシちゃんは引き続き心ここに在らず。見てんだか見てないんだか、というような状況。私は社台は牝馬がよく見えるって話だったので、いろんな牝馬を見させてもらいました。エスキモーキセスの23と、リトルモンスターの23がいいって牧場の誰かが言ってた。
という感じで、特に問題もなく無事ツアー終了。
確かにクロノジェネシスの23は思いの外立派なお体で欲しくなるのはわかる(個人的にはちょっと小顔すぎるところがマイナスだわね)。わかるけど貴方の資金力じゃ無理なんだよ...と思いつつ帰路へ。さて、一体どんな出資希望を出すのでしょうか。