ブログご愛読の皆さま、こんにちは。 コパイバ店長です😄 今日は、" 本格的な夏に差し掛かるにあたり、今号は考えたくもないけど、大事なお話" 

毎年7~8月は一年で最も脳梗塞の発症件数が多い時期と言われていますが、知っていましたか!?
一度の発症がその後の人生を大きく変えかねない脳梗塞のアレコレを一緒に学んでゆきましょう✨




 脳梗塞と脳出血の違い

脳血管障害=脳卒中は、 大別すると2つのタイプに分かれます。ひとつは、脳内血管が破れるタイプ「脳出血」や、脳と頭蓋化の間のスペース =(くも膜)への出血である「くも膜下出血」等があります。

二つ目は、脳の血管が詰まるタイプで、脳梗塞はこのタイプに分類されます。あくまでも傾向ですが、脳卒中やクモ膜下出血は、熱を失わないように血管が収縮しやすい冬場に多い傾向にあり、反対に脳梗塞は水分不足によって血波が固まりやすくなる夏場に多いと言われています

 脳細胞は再生しない


皮膚や臓器を構成する細胞は寿命を迎えると自分のコピーを作って分裂する「幹細胞」が働き、組織を再生します。一方これまで脳に存在する幹細胞=(神経幹細胞)はどういう訳か再生能力を持たないと言われてきました。

故に、一度損傷した悩細胞は二度と元に戻らず、損傷を免れた周囲の脳細胞がリハビリ等によって上手に機能を補完するだけだ。と。ところが 2019年に理化学研究所の松崎文雄 博士により、神経幹細胞が再生能力を有する事が発見されました。


神経幹細胞は他の幹細胞に比べると再生能力に劣り、我々が期待するような回復には及ばないことも事実ですが、この研究は悩再生図療分野における大きな一歩であり更なる研究の深化や医療現場への貢献が期特されます。

因みに、脳細胞は再生しにくい一方でその寿命は非常に長く、中には百年以上 生きる細胞も存在します。表皮細胞の寿命は平均28日ですから、如何に脳細胞が長生きか分かりますね。

 脳梗塞の前兆を見逃さない


脳梗塞には様々な前兆が現れますが、一つひとつは些細なもので「気のせいだろうーと見逃してしまうことも少なくありません。平坦な道で急に躓いたり、階段や段差に足を取られることが多くなったり。言葉が理解しにくくなったり、お箸や茶わんを落としやすくなることも前触れのひとつです。



 F•A•S•T


合言葉を覚えてください。

Fはフェイス(=顔)  
鏡に向かってニリと微笑みかけてください「どうも顔半分の口角が下がっている… 。」という方は要注意。

Aはアーム(=腕) 
両手を地面に対して平行に上げ、目を瞑って5秒間キープしてみましょう。どちらか一方の腕は下がっていませんか?
※動けない場合は無理に動かさないでください。

Sはスピーチ(=言語) 
毎朝起床時に『今日は天気がよい』と唱えてみましょう。毎朝唱えているのに言葉がつっかえて出てこなかったり、『おうあえんいあおい』という様に、声がア行に集まりがちではないですか?

何度か試して、これらの兆候が再現されるようならば、T( タイム) を掛けずに、救急車の手配を。

自宅に救急車を呼ぶことを恐れてはいけません。病院へのアクセス手段にタクシーを選ぶ方もいらっしゃいますが、救急車の方が、処置開始までの時間が段違いに早いのです。躊躇わず最善方法を選べる自分でいましょう。