行ってきますシリーズ・序章

行ってきますシリーズで、行って来たんすけどね、
ローリングストーンズ。

そらー完璧にスペシャルで、超ご満悦な体験でしたけど、
唯一、ごく一部、すんげえイヤな事がありました。

すんげえイヤだったことを、
超スペシャルな良い思い出と一緒に羅列するのがイヤなので、
序章として別物で、今日はその汚点だけ、お話したいとおもいやす。
今は疲れも残ってるから悪い話で終わらせといて、
いい話はパワー全開で明日公開でえす。

題して、「物議を醸す、祭りの楽しみ方」
はじまりはじまりー

我々の前列に、直球で言っちゃえば、
明らかに洗練されているとは言えない貧相なカップルがおりまして、

後列には、業界人だか事情通だか知らんけれど、
腹立たしい位の大声で、自分の思う事や知ってる事を、
これ見よがしに喋り続ける大変感じの悪い父を含む、
母、子、と思われる家族連れがおりました。

ライブが始まり、
前列の貧相が、最初っから頭上にフリップを上げます。
サンキュー　キース　などと書かれたもので、
A4クリアファイルに、標準フォントのご家庭パソコンプリントもんの、
気合いも本気度もメッセージ性も面白味も
見事に一切感じられないゴミの様な品質で、
またステージから、もし、キースがそれを見たとしても、
視力4.0でも見えねえだろうという不快なフリップをあげっぱなしです。

我々は体格に恵まれている上、１０センチものハイヒールでしたので、
まあ、うざいですけど前が見えないと言う事はなかったので、
全く気にしていませんでした。

ところが、後列のゲス親父が、それを許しません。
まず、一発目にすげー近くまでジャガー氏が来て、
大興奮炸裂していた時に、突然後ろから肩を叩かれます。

「前列のあいつらに、フリップを下げる様に言ってくれ」

ジャガー氏が右横すぐそばにいるのに、
前方向についての注意を伝言をさせられます。
まあ一回目は、伝言を伝えます。

ライブが進んで、再度、後列ゲス親父から前列への注意を頼まれ、
２回目は「あの人がすごく怒ってるから」と、
貧相とゲス親父と対面できるよう体を反らせ、指差しも加え伝えました。
でも貧相は一瞬止めるだけです。

以降の進行中も、ゲス後列から前列貧相への非難の怒号が聞こえますが、
私には待ちに待った祭りです。
祭りを楽しんでるのに聞こえる文句は、聞こえてるけど聞こえません。

再びジャガー氏が花道をこっちに来ます。
こっちとは、我々には右側なので、右側を向いていて、
ジャガー氏の先導に従い、イエーの８段活用を後追いで
大声で歌っていました。
楽しいし、近いし、活用覚えたいし、超熱狂中です。

すると、私からは全く視野のない角度から
なんと、
どつかれました！！！

もうそのときは、考えるとか様子を見るとか、一切なしで、
とっさに出ました
てめー、さっきから一体なんなんだよ　
と言い切らないうちに、
相棒が筋金入りの関西弁で、てめーなんだよの数百倍の啖呵を切りました。
かめはめ波ぐらいの効き目ですから、ゲス親父は後ろにのけぞり、
相棒に言います。
「前のフリップで、ずっと見えないんです。もう許せなくて。
そちらを突き飛ばそうとしたのではなく、前列貧相を掴もうとしたんです」

かわいそうな言い訳を言いますが、こっちは最大限楽しんでて、
まったく見えない角度から、不意を突いて結果的にどつかれてんので、
相棒はもう一発、ゲス親父に罵声を浴びせて、周りがシーンとしてから、
前列貧相２名の肩をつかみ、きちっと振り向かせてから
おのれらもいい加減、状況を把握しなさい＿と、見事な大岡裁きを見せ、

それからは、貧相フリップの上がりっ放しも止み、
後ろの不満あふれる不平も止まり、終演まで行けたのですが、

私としては、祭りで　はしゃぐな。と言い続け、
最後は手すら出そうとした方が無粋に思える
けれども、
前列貧相の、天下のストーンズを振り向かせるのに
努力も工夫もオシャレもしてこねー上、
お家から一歩も出ずに作った制作費￥５ぐらいのもんを
上げっぱなしで　どーにかしようという魂胆にも腹がたち、

オレなんか￥２０００分も生地買って来て、
一発勝負の手書きで作ったからな　キース＝神。
厳密に言うと＝神までは疲れて書ききれなかったからキースだけだけどな。
硬い素材のフリップで、かつデカイと、迷惑掛かる事もあるだろうから、
必要なときだけ上げ、要らないときは簡単に携帯できるよう、
布にしたけどな。
布布って言ってるけど、素材感にこだわってガーゼ３枚重ねにしたけどな。

相棒曰く、
前列貧相には、なにかしら過去にキースと認知し合う出来事があり、
自分らに気がついてほしくて、必死に頑張ってたんだと思う。
けど、音楽なんか無視で、始終アピールだけに執着し、
見苦しかったのも事実で、服装も動きも視界に入るだけで気分悪かった。

ゲス後列は、自分の好きなものを家族に見せる為に、
高くても良い席を準備して連れて来たけど、
妻も子も、背が相当低かったので、ゲス親父が見えなかったんじゃなくて、
家族が見えなかったんで、どうしても引けなかったんだ。

＿という分析で、

我々の満場一致の結論は、
どっちもどっちで、どっちもクソ。

どーしても気がついてほしいなら、あるいは
どーしてもベストな環境で家族に見せたいなら、
百万でも二百万でも積んで、最前列買え。
巻き込まれた分、超腹立ったわ。

けどさ、ストーンズなんか、ヨーロッパ圏で見たら、
A4サイズのフリップが許せないなんて状況じゃないし、
はしゃいでるやつ注意＝即喧嘩ぐらいのもんなはずよ。

でも祭り＝喧嘩神輿にもルールってあるからな。

もし、またストーンズ見たいとなったら、
ロンドンとかで見た方がいいかも知れないね。

序章おわり。

がたがた言ってばっかで作業は全然すすんでねーしよ

１）神に会うまであと２日

あいちゅーんカード残高￥２２０５とかで資金源が全然潤沢じゃない為、
同一曲でも違う値段だったりするのは何故なのだ等、
比較に苦悩しながらストーンズがライブでやる曲を細々と買い集めていたが、

あまりの面倒くささと、神を見に行くのに予習予算をケチる自分に立腹し、
最後はぶちギレて、結局コンビニに走る。
飲む、打つ、買う的な諸悪の三原則っぽい勢い。

ブルースベースのどうのこうのとか文章とかでは何度も見るし、
人がそう言うから、あーはいはい。とか思ってたけど、
聞いてみて、急に意味わかる。

タイトルの段階では、こんなん知らんぞと思うものも、
ああこれは縄文時代の大昔に、XXさんのオフィスでよくかかってたわとか、
英国留学時におばあちゃん先生の授業で歌わされたやつだわとか、
自分では知らないはずとされていても、以外と知っていて、

さらに縄文時代と違うのは、いまはギターを弾くから、
ここがブルースなっとんのねとか、
この辺のフレット押さえて、ふぬーってしてんのね。とかがイメージ出来て、
文章とか、人に言われてとかの、そっちからぶつかってくる情報よりも、
大変解釈しやすい。複雑怪奇で層だらけの今もの超絶音楽じゃないところも良い。

あとはイヤフォン突っ込んで、作業しながらとにかく覚えるのだ。
試験前の山かけ勉強みたいなことになってるが、このやり方で行く。

２）今日の副頭取

たまたまつけっぱなしのテレビが、YOUは何しに日本へをやっていて、
モンゴルの人が彼らの弦楽器を演奏させられていた。
途中から変な音がし出して、ええええええと思ったが、
その音が太くて低くかった為、イメージが該当しなかっただけで、
モンゴルの人は演奏しながらホーミーを歌っていた訳だった。

ああホーミーか。と納得いった瞬間、
横でエビ丸まり状態で寝ていた副頭取が、跳ね起き、
普段はソファーの座面高にすら一瞬で上がれない事があるくらいの
しょぼいジャンプ力なのに、
ももんが級に飛び、床に着地し、４つの手足を踏ん張って、
全身の毛を逆立てている。

見た瞬間、わかった。
地震が来る。そこそこ大きいのが来る。

当家の壁には、弥生時代級太古の昔、
万博会場は未来館的なところからひっぺがしてきた、
鏡だが、完全に鏡ではない重さの、大変危険な大型物体があるため、
それを押さえる。
押さえながら、緊急脱出へ向けた段取りを考える。

玄関ドアに靴を挟み、スーツケースAの場所はあそこで、
携帯のバッテリーが残り少ないなOAタップごとカバンにぶっこむぞ
あとは副頭取のごはんとあれとあれと上着はダウンのコートだ
全部スタンバイしたら、あいつを拿捕してねこかばんに入れる。
一撃のノーミスで行かないと逃げ回って命取りだ。ミスは許されない。

緊迫して待つ。揺れは来ない。
テレビをNHKに変える必要がある。鏡状物体を押さえながら
目でリモコンを探していると、ホーミー演奏が終わる。
あれだけ緊迫していた副頭取は、てくてく歩いて去った。

地震反応と、ホーミー反応は同一なので皆様も注意してほしい。

おじい神まであと３日。

先週から、新規で２種類の飲まなあかん薬が増えて、
熱が出たり、著しい気力低下に襲われたりして、
洗濯もさぼる程の無価値な１週間になってしまった。
ただ、環境は静寂が保たれ、隣人は常に微細に温かいから、
副頭取はうれしたのし。だったようだ。

年末だったか、年始だったか、
ローリングストーンズが来るぞ。年齢的に最後かも知れないぞ。
と内輪でも話題になってて、

相棒は、ストーンズ行かなくていいのかと会えば迫ってくるし、
ギターとロックの話題で常に私を先導してくれる、
仏系某大手C社のロックンロール先輩も
行かないのか本当に行かなくていいのか知らないぞ
今後、国内での生ライブは見られなくなるかも知れないんだぞ
神だぞ絶対後悔するぞ位の勢いで

ストーンズは太古の大昔に現場設営で行った事ある。
その時も公演見ないで帰った。当時はテクノロジーも今と全然違って、
とにかく広大な現場を走り回るしかないから開演までこぎ着けたら疲れ切った。
別に頻繁に来るし、ビッグネーム過ぎる故に逆に興味ないって感じ。
今回は今回で、東京往復せなあかんし、
最後最後って、最後じゃないかも知れないじゃん。
めんどくせー。というのが正直なところだった。

すぐそこにストーンズおるのに、見もしなかった頃と大きく違う事は、
いまはちょろちょろギターとかやってて、
好んでやる練習曲はブルースばっかりだ。
上手く弾けて、ご満悦感がすごいのもブルースである。
ただ、どブルースが好きなのかと言えばそうではない。
多少、モダニズムが混ざっててくれないとイヤである。

そんな事を言ったもんだからロックンロール先輩は
なぜそれでストーンズを見ないのだ。キースを生で見なくていいのか。
知らんぞと言わはる。（そんな言い方はしないので安心してください）

わかってるようで、わかっていないのかもしれん。てんで、
いままで自分の好きな事やゴシップ中心の、
感覚で雑に捉えていたロック史およびロックの変遷を、
資料だけは見事にありますので超雑の超早送りで学習＆再考した結果、
最後という可能性もある訳だし、ストーンズ見なあかんと出たので
正直、まだめんどくせーですけど行きます宣言をした。

そしていよいよ期日が迫って来たのだが、
まさかのここで副作用でぐったりである。
正直、行くいっちゃったけど、やっばめんどくせーですわ。である。

２６日の初公演が終わり、セットリスト（演奏する曲と順番）が公開され、
相棒から、知っとんなら教えろやとどあほと言われたので
渋々メールをポチポチ押しながら、
あーめんどくせー。まだまだめんどくせーですわ。

英文字、携帯メール入力。めんどくささ真っただ中、
途中でテレビをザッピングしてみたらストーンズ特集に出くわし、
割と最近のライブやらをやっとるんですが、半ば、
荒手のいやがらせですか　方々から押し付けて来てぐらいの印象です。

トイレ行きたい、腹へってグーグー言うとる。
副頭取、水ほしがってぎゃーぎゃー言うとる。

気がつけば、すべてを放置して凝視。
半泣きから号泣へ。

めちゃかっこいいじゃないですか。
おじいたち。
おじいっぷりがより神度を増強していました。
おじい故に力まないそれぞれのプレイは仙人のようです。

やばいなこれ見に行くのか

おじいに習って、あたまは真っ白でしょうか
なんか旗みたいな？横断幕的な？パネル的な？アイテムも必要です。
キース＝神。って書くようです。こんなのは１日で作れます。
そのためにいままで仕事をして来たのかもしれません。

明日は、服を決めて、キース＝神。って書いたなんか作って、
戻ってから、現実にうんざりしないように家を片付け、
うわめっちゃ忙しいじゃないですか

ぐったり副作用とか言ってる場合じゃないです。
肉、がー焼いて、飯、どわー食うて、
強烈やる気でました。
神、見る日まであと３日。
全力で突っ走ります。

ねこの日、おめでとうございます

日本中のねこらー達よ、
ねこの日、おめでとー　iiiiiii   キャンドルのつもり

副頭取のお好きなテレビ番組は、
ネイチャードキュメンタリーである。
横に並んで、くっついて、一緒に視聴する。

大型ねこ科肉食獣の諸先輩方が、
サバンナの大地でインパラ類を猛追し、
頸動脈にガブーーーーーー行く瞬間に、
にゃーとか言う。
声援なのか、大興奮なのか、イェー的なノリなのか、
とにかくスマッシュの瞬間に　にゃーと言う。
ちなみにこの時、目はでかくなっている。

普段は可愛らしく大人しく恐がりで、誰からも、
とっても女の子なのねーと言われる副頭取だが、
頸動脈がぶーの時だけは、にゃーと言う。

南の国の、極彩色の、高い声で鳴く、
あるいは奇妙な動きをする鳥類特集もお好きである。

好きすぎて、近寄って行ってしまう。
画面に触れたり、鳥を探してテレビの裏をチェックしたりもする。

ここのところ、人間の都合でテレビは冬季五輪一色だが、
副頭取が反応を見せた２種類の競技があった。

あきらかに横にひっつき、目をクリクリして画面をガン見しているそれは、
カラフルな装備で、両手を左右にがんがん振る、
スピードスケートだった。
確かに、がんばって間違えば
南の島の良く動くカラフルな鳥と間違える事が出来るかも知れん。

昨日は、走ったり、止まったり、まわったりの、
挙動不審な動きを見せていた。
スキー大回転だか、滑降だかの、
スタートシグナル、ぴ　ぴ　ぴ　ぽーんが、
なんかヘンテコな聞き慣れない音だったのに異常に反応して、
一人だるまさんが転んだ的な状態になっていた。

おもしろかったが、耳倒して、毛逆立てて、
きっと本人的にはすごい負担だと思われたので、
消してあげた。

ねここたつ（上）で、頭も支えてられない程の眠り中

見ようとしたが見られなかった。

昨夜は風邪薬を飲んで早めに寝るも、
そんでぐーすか、寝てまうも、
丑三つの刻ぐらいに得意の副頭取による水くれ絶叫がはじまり、
叩き起こされる。

照明がわりにテレビをつけ、一通り副頭取の不満を解消すると、
テレビは「あと数人でキムヨナ選手の登場です。」と言っていた。
去年間、全く大きな試合に出て来なかったので一応見ておこうかと、
ベッドに戻って２～３人の演技終わりを待つ。

会場の歓声が一変し、おおキムヨナだな見るぞ。と思った時、

右目に右前足、左目に右後ろ足、
右ほお骨に左前足、くちびるに左後ろ足

副頭取が人の顔面に乗って、ぐらぐらしながら、
その上、なにか考え事などしていたようだ

ショートプログラムが終わるか、
ねこが顔から降りるか、
どちらが長いか待っていたが、

キムヨナのほうが先に終わった。