『恋心koigokoro ボクノオモイ』 #2 | 美咲ゆうのキュン♡をお届けします

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美咲のきゅん♡が詰まっています
ぼーいずらぶにはまってしまった美咲の勝手な妄想をダダ漏れ公開チュ♡賞味期限が切れているので、注意してね☆

こんばんは。
本日2度目の更新ですハート
しおくんを寝かしつけながら、寝落ちするところでした…あぶない

読み返せば読み返すほど、修正したくなる~~~。
まぁ。前置きはこのくらいにして…。
楽しんでいただけたら、うれしいです。あー緊張するドキドキ


! ATTENTION!
この小説は、BL小説です。
不快に思われる表現が出てくるかと思われます。
BLにご理解のない方は、この先に進むことをお勧めしません。

これまでのお話はこちらから…
 # Prologue
 
#1

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 『恋心koigokoro ボクノオモイ… 』 #2


 心臓の音がドクンドクンと響いてうるさい。
 山川に怒りの一言でもぶつけたいが言葉が出てこない。目頭が痛いぐらいに脈を打ち、手にぐっと力だけが入る。
 俺は動揺を周りに悟られないよう、平静を保っているのが精一杯だった。

「何って。野島がさぁ。ちょっと可愛くって、キスしちゃった」
「しちゃった。っじゃねぇーだろぉ」
「野島。大丈夫かぁ?」

 周りの奴らが興奮気味に、俺らがキスするに至った経緯を克也に話している。
 山川は下唇をなめながら上目づかいに克哉を見ている。
 克哉は蔑むように山川に笑顔を向けた。


「山川…。お前かわいそうだな。女紹介するか?」
「あはっ。さっすが、モテる奴の言うことは違うよね。お願いしたいところだけど、俺井上みたいにマメじゃねーからなぁ…」

 克哉の発言に周りの奴らが、合コンをしようなどと騒ぎ始める。奴らには、二人の一触即発な雰囲気が感じられないようだ。
 今口を開けば、きっと余計なことまで感情的に口走ってしまいそうで俺は、グッと奥歯を噛みしめた。

 なに動揺してんだっつーの、たかがキスぐらいで…。

「っつーかさぁ野島。お前初めてじゃないだろ」
「え?」「―――!」

 ニヤリと山川はほくそ笑み、俺と克哉を交互に見た。
 俺は居た堪れなくなって、席を立とうとした。ちょうどタイミングよく授業開始のチャイムが鳴りこの場はお開きとなった。


 

「鳴海!」 

 放課後、バンドの練習へ行こうとしているところを克哉に呼び止められた。
 
「今日からちょっと一緒に帰れないからね」

 克哉は顔の前で両手を合わせ「ごめん」と謝る仕草をしている。
 昼間の事は一切触れてこない、克也にとっては大したことではないってことだ。
「うん。わかってるよ」
「泣くなよ」
「な…なに言ってんだよ。ばーか」

 克哉は俺の頭をポンポンと軽くたたいて階段の角を曲がる直前、ふと足を止め振り返った。

「あっ…。なーるー。もう山川にキスさせたらダメだからね」
「―――!お…お前に…関係ないだろ。さっさと早くいけよ」

 克哉は「はいはい」と笑みを浮かべて手を振り、階段の壁の向こうへ消えて行った。

 胸にチクリと二つの痛みが走る。だっせーの…俺。いつものことじゃんかよ。ったく…いい加減慣れろよ…。
 はぁ…。行きたくねぇ。
 そのまま壁にもたれて崩れてしまいたくなるのをこらえて、鉛のように重たい足を引きずり部室へ向かった。

 

「おっせーぞ。野島。ギターいなかったら練習にならんっしょ」

 佐伯がベースのチューニングをしながら言った。特に誰がリーダーとは決めてなかったらしいが、自然とこのバンドのまとめ役となっている。
 このバンドCosmicEarth(コズミックアース)はリードG、サイドG+ヴォーカル、ベース、ピアノ、ドラムの5ピースバンドの構成をとっている。
 俺はリード担当。ギターのテクニック的には山川も俺もさほど違いがない。だが、山川の歌唱力は抜群だった。
 
「あ。わりぃ」

 ギターを取りだすと、急いでチューニングを済ませた。
 できることなら、今すぐにでも帰りたい気分なのに、どうしても練習に参加しなければならないのには理由があった。
 ライブハウスでバイトをしている山川の先輩から「前座としてだけど出演してみないか?」と誘いを受けていた。
 今まで学園祭や校内のちょこっとしたイベントでしか演奏経験のない俺たちにとっては、願ってもない申し出だった。

 ライブイベントまではちょうど一か月だが、その前に期末試験も控えている。
 時間があるようで、実はかなり制限されていた。

 イベント当日はオリジナルの三曲演奏することになっている。二曲は山川と佐伯が作詞作曲をした定番曲で、残りの一曲は今回初演奏となる俺が作ったものを選曲した。
 
 俺は兄貴の影響から小学生のころからアコギをいじっていた。最初は好きなアーティストのコピーをしていたが、次第に物足りなくなり作曲にのめりこんだ。
 だけど歌詞をつけるとか、ましては人前で弾こうなどとは考えにも及ばなかった。
 山川に話をしたときに聞かせてほしいといわれ、そのうちの何曲かに「歌詞を書いてみたら?」と言われたうちの一つが今回の選曲となった。

 その日は少し修正やアレンジを加えながら、曲を通し練習を終えた。

 


 どっぷりと日も暮れて、窓ガラスに俺たちの姿がくっきりと浮かび上がっていた。
 風も出てきているようで、ベランダに無造作に干された雑巾がパタパタと音を立てている。

 ギターの手入れをしていると、山川が隣にやってきた。

「あれ?今日はお迎えないの?ひとり?」

 昼間の山川の行動がフラッシュパックして、思わず体がビックンと反応し避けてしまった。

「あはは。すっげーいい反応。もうあんなことしねーよ」
「……」

 山川を睨みつけた。

「今はね」

 山川が肩に手をかけ耳元でささやくように言った。俺はとっさに耳を覆い再度睨み付ける。
 いまいち山川の考えていることがわからない。こんなやつだったのだろうか。
 俺は山川を無視して帰りの支度を続けた。

「臣多(じんた)戸締り頼むわ」
「りょーかい」
「お前、あんまり野島いじめんなよー」
「ばーか。かわいがってんだよ」
「のじまー。臣多にまた襲われないように気をつけろよ」
 山川は手で追い払う仕草をして、佐伯達の帰りを促した。

 俺は誕生日に克哉から貰ったピックケースを鞄の中から取り出した。
 背中に張り付くような視線を感じて、視線を上げると窓ガラスの山川と目があった。
 ゾクッと背中に悪寒が走った。

「井上、また女できたんでしょ?いつまでもつかね?」

 俺は徹底して無視した。ライブも近いし、こんなことで雰囲気を悪くはしたくなかった。
 でも、オレの意に反して山川がしつこく攻めてくる。

「野島…。さみしい?」
「なっ…なに言ってんだよ」
「顔に書いてあるよ」

 はっ。思わず顔に手を当てた。
 山川は背後から首元に顔を近づけてきた。

「ねぇ。お前…。井上のこと好きなの?」

 俺は持っていたピックケースを落としてしまった。
 無残にもケースは割れて中のピックがあちこちに散らばった。



#3へ続く




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何とか今日中にUPsao☆
行間修正しながら、またまた手を加えてしまった・・・。

全くえ・ろ要素のないお話です…。
もうしばらくお付き合いください。



読んでくれてありがとwハート☆