恋心koigokoro ボクノオモイ… #1 | 美咲ゆうのキュン♡をお届けします

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美咲のきゅん♡が詰まっています
ぼーいずらぶにはまってしまった美咲の勝手な妄想をダダ漏れ公開チュ♡賞味期限が切れているので、注意してね☆

おはようございますおはよ~

今年もあと3日!全く新年を迎える状態にはなっていません泣
おそらく今日で今年の更新は最後になるかと思います。

何とか『恋心~』全体の3分の2は仕上がり、話のめどもつきそうになったので(まだそのレベル~~~)1話をUPします。


この1か月間ブログを始めて、いろんな方と交流を持てたことをとてもうれしく思っています。
また、来年も脳内破壊を推進してまいりますので、お付き合いのほどよろしくお願いします。

                                 美咲 ゆうwハート☆



! ATTENTION!
 この小説は、BL小説です。
不快に思われる表現が出てくるかと思われます。
BLにご理解のない方は、この先に進むことをお勧めしません。

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『恋心koigokoro ボクノオモイ… 』 #1



 昼食後の休み時間、俺は机に頬を付けぼんやりと外を見ていた。

 こんな寒空の下、一組のカップルがいる。体育館脇の自販機が死角を作っているが、無残にもここからは丸見えな状態だ。

 女の子はずっと頭を下げている。
 向かい合う男は、時折り手持ち無沙汰に頭をかきむしる仕草をしている。それは、よく知っているヤツの仕草だ。

 中庭の銀杏の木はすっかり葉を落として、寒々しい姿をしている。物悲しい気分を誘うには、十分な格好だ。

 空一面に重たい雲の層が広がり、どんよりとして薄暗い。今にも泣きだしそうな表情を浮かべている。
 
 まるで、俺の心の中を映し出しているようだ。

 


 あ……。まただこれで何度目だろう。彼女ができるたびに繰り返される自覚が心を襲う。
 
 また、一緒にいられなくなる日々が始まるだけじゃないか。

 ただそれだけのことじゃないか―――。
 
 俺は、こらえきれなくなりそうになって顔を机に沈めた…。

「おーい。野島~。聞いてんのかよ」
  
 無礼極まりない男が、何度も俺の頭をはたいてくる。

「…んあぁ?……っんだよ。昼寝の邪魔すんなよっ」

 重い頭を持ち上げて、ぐちゃぐちゃになった髪をかきむしった。

 目の前には、先ほどから男どもが数名が輪を作ってくだらない話に花を咲かせていた。こうしてよく見るとむさくるしい。

 でも嫌じゃない。むしろ、心地いいと感じる。

「のじまくんさぁ~。キスしたことある?」

 山川は、女の子たちが内緒話をするみたいに口元を半分手で覆いながら、顔を俺の耳に近づけてきた。
 
 周りの男たちの好奇に満ちたまなざしが、痛い。

 キスだぁ~?こいつらなんて話してるんだ。

 あぁ…。あれだな。童貞どもが好きな子との初めてのシチュエーションに甘い妄想でも巡らせてんのか?

 ふとしたその瞬間脳裏に言葉がよみがえってきた。

『なーるー。キスしたことあるん?』

 あれ?前にもこんなことが…

 ドクン

 あ…。思い出した。そういえば中2のころ…。


「はぁ。のじまー。何トリップしちゃてんの?」

 山川が俺の意識を現実に引き戻した。机に頬杖をつきニヤニヤして、要らぬ想像をしている。

「イヤラシ~」

「野島くんのえっち~」

 調子に乗って、周りの奴らがはやし立てる。

 山川とは、高校に入ってから知りあった。音楽の趣味が似ていたこともあって、「バンド組んでんだけど、ギターやんない?」の一言で新規加入が決まった。

 話の分かるやつで、めったに他人の領域に入ることはない。
 でも、なぜか今日に限ってしつこく踏み込んでくる。山川が身を乗り出し、顔が一段と近くなる。

「なぁー。マジでおまえ、したことあんの?つーか、もしかして…経験済み…とか…」

「はぁ?ノーコメント」

 山川の顔を押し戻した。

 くだらない。勝手に想像してろよ。山川の突っ込みに無性に腹が立ってきた。そんな事この俺に聞いて何の意味があるんだ。

 喉のあたりがカーッと熱くなって、言いようのない思いが溢れ出してくるのを必死に抑えた。
 なんだか見透かされたような感じがしてまともに山川を見ることができず、窓の外を見た。


 さっきのカップルはもういなかった。

 周りの連中は、興奮冷めやらぬようで、まだキス談義に花を咲かせている。

「ね。誰か練習しよー」

「ばーか。キモいだろ。男とできるか」

 ホントにバカだ。ありえないだろ、男同士なんて…。
 ありえない。絶対にありえない。



「あー。でも俺、野島だったら、イケるかもー」

 いきなり山川の腕が伸びてきて、有無も言わさず顔をつかまれた。

 瞬間―――。目の前の視界が遮られ、唇に生ぬるい感触の物が触れた。

 な…何?何これ……。

 無理やり山川の舌が俺の唇をこじ開け、食いしばる歯列をなぞり、さらに深く侵入してきた。

 あ……。あの時と同じ…。体が動かない…。
 気持ち悪い、やめろ―――。

 昔の記憶が一気になだれ込んできて、全身に鳥肌がたった。

「おーい。何やってんの。お前らー」

 声の持ち主に体が反応し、我に返って山川の肩をつかみ引き剥がした。

「か…かつや……」

 みんなの視線が教室の入り口に集中する。

 先ほどまで寒空の下にいた井上克哉が立っていた。

#2へつづく




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