某金融機関から某公共機関への郵便物です。名古屋中央局の昭和44年11月20日の日付印が押されています。料金後納として差し出されているようですがそれが抹消され、未納不足印が押されて30円が請求されているところを見ると、どうやらポスト投函されたものではないかと思われます。当然、料金未納とされて封書料金15円の倍額30円が記されて配達されたようです。本来ならこのような場合は差出人に戻されるものですが、投函されたのが差出人住所管轄でない集配局管内のポストだったり、あるいは速達など急ぎを要する郵便物だったりした場合は未納不足扱いで宛名人へ配達されてしまいます。もちろん宛名人は受取拒否が出来ますがここでは未納料金を支払って受け取ったような雰囲気ですね。郵趣的には受取拒否されたものが美味しいですが(笑)