企業財務コンサルタント 志水直樹のブログ -5ページ目

企業財務コンサルタント 志水直樹のブログ

銀行取引のツボ、会社を成長させるコツなどについて書いていきます

 ある社長が設備投資をするのに、こんなに借金しても大丈夫か、

と不安になりました。


顧問税理士に「わが社はいくらまで借りても大丈夫か?」と聞いたのですが、税理士からは答えが返ってこなかったそうです。


 そこで、その社長は、「毎月の返済額が、前引き前利益+減価償却の

合計額以下ならいいか」と考えて借入金額を決めたそうです。


この社長、キャッシュフローの考え方を取り入れているのは良いのが

2つの点で惜しい。


1点目:キャッシュとして会社の手元に残るのは税引き前利益でなく、

税引き後利益です。税引き後利益からお金を返済します。税引き後利

に社外流出しない減価償却を加えたものがキャシュフローです


2点目:キャッシュフローの何年分か、という視点がないと総額は決ま

らないはずです。


 この年数の上限は10年、健全な会社であれば7年でしょう


つまり、

借入可能額=キャシュフロー×10

キャッシュフロー=税引き後利益+減価償却 ですから


借入可能額=(税引き後利益+減価償却)×10 となります。


 先ほど10年と書きましたが、この年数は業種によっても違います。

はやりすたれの激しいラーメン屋さんなら3年、ITも5年でしょう。

一方、ホテルなどの箱物では、土地と建物にお金がかかるけど、キヤッ

シュフローは安定していますから20年以上は普通見ていいでしょう。



財務戦略パートナー ウイズ・コンサルテイングHP

ウイズ・コンサルテイング FBページ