日本の棚田百選『大山千枚田』の次に向かったのは、『農溝の滝』『亀岩の洞窟』。
清水渓流広場を目指して車を走らせました。
珍しく川にトンネルがあり、その向こうから差し込む朝陽の光が川の水面に反射して、神秘的な姿になるとSNSなどで話題になり、知る人ぞ知る人気のスポットになっているらしいです。
その洞窟から流れ落ちてくる小さな滝の岩場が、亀の頭と仏様に見えるそうです。
私たちが遊歩道の入り口近くの案内板を見ていると、地元の方が声をかけてくださいました。
ボランティアでしょうか?この場所の保存に尽力していらっしゃる方々のようです。
手作りの『農溝の滝』『亀岩の洞窟』についての説明書を手渡し、丁寧に説明してくださいました。
裏表カラーの写真入りで、詳しく分かりやすい説明です。
写真を見ながら熱心な説明を聞いて、地元の自慢の場所で大切にしていらっしゃるんだなぁと感心した私たちが、「すごいですね〜💕」と盛り上げたら、、、
「いやいや、ただの川ですよ」って、、、
最後にこんな落とし方って⁉️期待が高まっているのに、そんなこと言われると身も蓋もない(笑)
それとも私たちが褒めたので、照れていらっしゃったのでしょうか?
もっと自信を持ってくださいよ〜。
しばらく林の中を進んでいくと、四阿(あづまや)があります。
この先に下りていく階段があります。
案内板によると、大きく蛇行した川をショートカットして新たな流れを作ることを川廻し(かわまわし)というそうです。この亀岩の洞窟はこの川廻しのために岩をくり抜いて、人口的にできた景観だそうです。
水田を作る平坦な土地の少ない地域では、こうすることで旧河川の後を水田にしたそうです。
亀岩の洞窟を見下ろせる場所にある『幸福の鐘』
亀岩の洞窟
前夜の雨のため増水していて、亀と仏に見える岩は確認できませんでした、、、
さらに下りていけます。
川の水量の少ないところを渡って、洞窟がよく見える正面まで移動しました。
亀岩の洞窟
よくまぁ、こんな大きなトンネルを手掘りで掘ったものですね
旧河川の跡は湿地になっていて、この辺りは木道が整備されています。
あやめなど湿地の植物が花を咲かせています。
水たまりには、たくさんの小さなおたまじゃくしも観察できます。
ここでは蛍も生息するらしく、木道以外の所に立ち入らないようにという注意書きがありました。
両側にはもみじがたくさんあり、秋の紅葉が美しいそうです。
この日は曇り空で、しかも時間も午後だったので、神秘的な光を目にすることはできませんでしたが、春と秋のお彼岸の頃の早朝に来ると、その美しい光と水の織りなす神秘的な景観が見られるそうです。
写真が飾られていました。
洞窟の向こうから差し込む朝陽と水面に反射する光が一つになり、ハート型に見えるそうです。
さぞ美しいのでしょうね〜
ここで、痛恨のミス
農溝の滝は、亀岩の洞窟の中から流れ落ちてくる小さな滝(?)それが農溝の滝だと思い込んでいました、、、ところがそうではなく、亀岩の洞窟よりさらに下った先に水車と農溝の滝はあるそうです。
せっかく周辺の絵地図を手に入れていたのに、、、見落として洞窟からすぐ木道の方へ行ってしまいましたしかし、道がない?