東北旅行2日目、
十和田湖畔、かつては多くの観光客が訪れにぎわっていたであろう場所は、すっかり変わり果てていました。ホテルや食堂、レストランなど廃業して朽ち果てた建物があっちにもあっちにも湖に面した絶好のロケーションの場所ですらです。
学生時代、バックパックを背負って友人とのんびり東北周遊の旅をした思い出の場所はすっかり寂れていました。
でも、気を取り直して、学生時代の東北旅行で一番印象に残る奥入瀬渓流へ向かいました。
学生時代は、かなり長い距離を渓流沿いに歩きましたが、今回はほんの一部だけ。
雲井の滝(車窓から撮影)
阿修羅の滝(車窓から撮影)
大きく蛇行している場所なので、名前の通り流れは荒れ狂っています。
渓流沿いに走る道路は片側1車線の狭い道なので、バスや車を駐車できるスペースがありません。
唯一僅かに駐車スペースのある石ヶ戸休憩所
ここから渓流に下りてしばらく散策。
すぐに大きな岩盤が現れました。
石ヶ戸
石ヶ戸とは、石でできた小屋という意味だそうです。
大きな岩の一方が巨木によって支えられ、実際岩小屋のように見えます。
昔、鬼神のお松という美女の盗賊がここを寝ぐらにして、旅人から金品を奪っていたという言い伝えがあるそうです。
ゴロゴロしている大きな岩を洗いながら蛇行する流れの早い迫力のある姿が、人を惹きつけますね。