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今日の夕方、サッカーワールドカップ2026年大会アジア3次予選の抽選会がマレーシアのクアラルンプールで行われました。

個人的には、直前の
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の追記部分で書いたように、特に主力の海外組の選手達の移動負担の軽減という見地からグループBもアリかな、と思っていたのですが、結果的にはほぼお馴染みの顔触れで「またオマエらかよ(笑)」等と突っ込みたくならざるをえない組み合わせになりましたね。

私見としては、
【ほとんどの国との対戦経験が少なからずあり、比較的スカウティングがしやすくて、かつ、サッカーの相性的にも比較的嫌らしくなくて組みやすいチームが揃っているな】
というのが率直な感想です。

W杯本戦でベスト8以上を狙うのであれば尚更、ほぼ危なげなくサクッとアジア3次予選で本戦出場を決めてしまいくらいの意気込みは必要となるでしょうし、理想としては8勝2分(勝点26)、アウェイ戦での不確定要素等で勝点が削られるリスクを考慮しても6勝4分相当の勝点22以上で及第点・何とか予選突破できそうな気はします(今までのデータを見る限りでは、最終的に勝点が20あればグループで2位以内にはまず入ることができるようですが、さすがにボーダーラインギリギリを狙うのは心許ない・得策ではないでしょう)。
数ヶ月前のアジア杯の直前で日本代表の強さ・それまでの好調さに驕り高ぶって痛い目に遭った反省を活かして、全勝して圧倒して勝つなどと変に気負わずに、目の前の試合だけに集中して、ホームでのゲームでは確実に勝点3を確保し、(特にオーストラリアやサウジアラビアでの)アウェイでのゲームでは少なくとも勝点1を死守するというマインドセットで試合に臨む方がかえって上手く行く可能性が高いように思います(こういったことは、実際の試験での戦略でも妥当します)。
当面のポイントは、4年前にドタバタしてしまった経験をきちんと活かして、第1節のホームでの中国戦でしっかりと勝利を収め、第3節のアウェイのサウジアラビア戦でしぶとく引き分け以上に持ち込むことではないか、と考えます。


数ヶ月前のアジア杯でイラク代表やイラン代表によって長年懸念されてきた日本代表の弱点(ハイボールの処理に難があって、フィジカルでゴリゴリと圧力をかけられて押し込まれると脆さが出ること)が白日の下に晒されてしまいましたが、C組の他の対戦国の顔触れを見る限りではイラク代表やイラン代表程の嫌らしさは感じないですし。

しかも、いろいろと問題を抱えていて厄介な国も含まれているグループAの方がよっぽど難儀なように見えますね(第三国から遠巻きに観ている分には面白いことこの上ないですが)。UAEとキルギスと北朝鮮が若干力が落ちるように見られるものの、特にそれらのチームのホームゲームでは全く油断はできず、全体的にほとんど団子状態になる可能性も結構あるのではないか、と予想しています。

なお、グループBに関しては、第1ポットでその組に組み込まれた国のメディアがホッとして一息ついているのはわかるような気がします。というのは、他の国の顔触れを見る限りではその国にとってそれほど厄介と思えるチームはあまりないようですし、特にクウェートに対してはかなり相性が良いようですから。おまけに、前回大会の予選も中東国ばかりのグループに組み込まれて難なく予選突破したという成功体験もありますし。なので、アウェイで予想以上に苦戦して不必要に勝点を取りこぼしたりホームで不覚をとったりしなければ何とかなりそうな感はあると思います。もちろん、数ヶ月前の五輪予選みたいに浮かれすぎて足元を掬われてしまう危険性もなきにしもあらずですが。